那覇市消防局は2日、大型ファンや噴霧システムを搭載した最新鋭の消防車「自走式大量噴霧放水大型ブロアー車」(通称・ハイパーミストブロアー車)など、新たに導入した車両4台のお披露目式を開いた。
ハイパーミストブロアー車の配備は全国で初めて。
この車両はミスト状の放水で火災現場の温度を下げ、秒速39メートルの風を吹かせて煙や有毒ガスを除去するなどの機能を持つ。
遠隔操作で移動できるため、トンネルや大型商業施設などの閉鎖空間、消防隊員が接近できない現場でも消火・救難活動が可能になる。
価格は約8千万円。
また沖縄県内最大級となる40メートルはしご車や、特殊水槽付きポンプ車、高規格救急車も披露された。
平良真徳消防局長は「最新鋭の車両と隊員の技術で、複雑化する災害に対応できるよう努めたい」とあいさつした。
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