電通を巡っては、過労のため、おととし自殺した高橋まつりさん(当時24)らに違法な長時間労働をさせたとして、厚生労働省が去年12月、
電通と当時の上司を労働基準法違反の疑いで書類送検しています。
また、大阪、名古屋、京都にある3つの支社についても捜索を行い、社員の勤務実態などを捜査してきました。関係者によりますと捜査の結果、
これらの3つの支社でも社員に対して、労働組合との取り決めの上限を超える違法な長時間労働をさせていたことがわかったということです。
厚生労働省は20日、電通の山本敏博社長から任意で事情を聴き、過去の労務管理の実態などについて確認したと見られます。
厚生労働省は、法人としての電通と、大阪など3つの支社の幹部を労働基準法違反の疑いで、近く書類送検する方針で、
これまでにない大規模な態勢で進められてきた一連の捜査は終結する見通しになりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170420/k10010955511000.html