空自緊急発進が冷戦期超え 最多の1168回、対中国機が7割 平成28年度
2017.4.13 15:34
http://www.sankei.com/politics/news/170413/plt1704130018-n1.html
防衛省は13日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が平成28年度に緊急発進(スクランブル)した回数が過去最多の1168回だったと発表した。旧ソ連の活動が活発だった冷戦期の昭和59年度に記録した944回を上回った。対中国が851回で7割以上を占め、これも最多になった。
今年3月2日に戦闘機や爆撃機などと推定される中国軍機計13機が沖縄本島と宮古島の間を往復飛行するなど、日本近海上空への中国軍機の進出が顕著に拡大。沖縄県・尖閣諸島周辺の東シナ海でも空自機との間で緊張が高まり、防衛省が警戒を強めている。