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【4月5日 時事通信社】米政府高官は4日、記者団に対し、トランプ大統領が6、7両日の習近平・中国国家主席との会談で、国連安保理決議に基づく北朝鮮経済制裁の徹底した履行を迫るとの見通しを示した。高官はまた、北朝鮮核問題への対応に関し「時間切れだ。あらゆる選択肢を検討する」と強調した。
トランプ氏はフロリダ州パームビーチにある自分の別荘マー・ア・ラゴに習氏を招待。6日午後(日本時間7日未明)から翌7日の昼食会まで丸1日を共に過ごし、地域の安全保障や米中の貿易不均衡など幅広く意見交換する。
北朝鮮が5日に弾道ミサイルを発射したことを受けて、首脳会談では北朝鮮の核・ミサイル開発にどう対応するか緊急性が一段と増している。米政府高官は「(今後の)米中関係が試される」と語った。
中国による南シナ海の軍事拠点化や、中国の人権状況も提起する見通し。公衆衛生や国境を越えた犯罪への対応など両国の協力分野についても話し合う。
トランプ政権はこれまでに、対中貿易赤字が米国の経済や雇用を抑制していると主張。中国に赤字削減を強く求める方針を打ち出している。ただ、別の米政府高官は「会談の所期の目的は、貿易や投資を協議する枠組みを設けることだ」と述べるにとどめた。(c)時事通信社
2017/04/05 16:42(中国)