2022/9/8 22:18
【ロンドン=板東和正】英王室は8日、エリザベス英女王(96)の体調が懸念されるため、静養先である北部スコットランドのバルモラル城で医師の管理下におかれたと発表した。声明は「女王はバルモラル城で快適に過ごしている」としたが、容体の詳細は不明。トラス首相は8日、自身のツイッターで「英国中が深く憂慮している」と投稿した。
英メディアによると、女王は7日、医師から休養を取るよう勧告され、出席予定だった諮問機関の枢密院のオンライン会合は延期された。女王は医師の勧告に従ったという。
女王が医師の管理下にあることを受け、王位継承順位1位の長男チャールズ皇太子(73)や孫のウィリアム王子(40)らがバルモラル城に向かった。
女王は昨年10月以降、公務中につえを使って歩く姿が目立つようになるなど体調の悪化が報じられていた。今年2月には新型コロナウイルスに感染した。今月6日のトラス氏の首相任命は女王の体調を考慮してバルモラル城で行われた。
https://www.sankei.com/article/20220908-GSAM2T6HIVJ3ZK3CHYLCJBCD7M/