・US beginning trials of Japanese anti-viral drug as potential COVID-19 treatment
富士フイルム株式会社は、コロナウイルスの治療として利用できるかどうか確かめるため、米国で最初の「アビガン」の臨床試験を行うという。
ニューズウィークによると、アビガンはすでに日本と中国で新型コロナウイルス治療についてテストがされている。
この薬は2014年に日本で製造と販売が承認され、ウイルスの複製を阻害し、インフルエンザに有効であると言われている。
科学者らは、この薬はウイルスが複製する時に必要なRNAポリメラーゼを選択的に阻害すると言う。
「この作用機序により、インフルエンザウイルスと同様に、コロナウイルスはRNAポリメラーゼに依存する一本鎖プラス鎖RNAウイルスであるため、アビガンは新型コロナウイルスに抗ウイルス作用を発揮できる可能性があると予想されます」と富士フイルムは語った。
このアビガンは、マサチューセッツ州にある3ヶ所の病院で50人のコロナウイルス患者に試験的に投与される予定である。
同社によると、「アビガンは日本の厚生労働省の裁量によってのみ供給されるもので、日本政府の要求に応じてのみ製造される」ため、今までに市販された事はなく、現在の病院や薬局等では手に入れる事はできないという。
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Apr 12, 2020 / 10:17 AM EDT
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