ベネズエラのHIV感染者は保健省に登録しているだけで約7万人。登録外は約20万人に上る(HIV患者の救済にあたるNGO、Accion SoLidariaまとめ)。
Accion SolidariaによればHIV感染者の増大は政府の無策に尽きる。
財政難のため政府が対策を取ってこなかった。エイズ予防の広報を怠り、HIV検査を普及させなかった。
政府に はびこる 汚職が、わずかながらのHIV対策費を食い物にした。HIV検査やコンドームを普及させるはずの資金を、政治家や役人がポケットに入れたのである。
HIV感染者は増える一方だった。それでもマドゥロ政権はロシアや中国から兵器を買い漁った。AIDS対策よりも兵器購入だったのである。感染者はさらに増えた。
子どもが満足に食べられなくなり、年寄りの年金が危うくなっても米国製の兵器を爆買いする、どこかの国の首相と同じだ。
国が貧しくなると売春婦が増える。古今東西変わらぬ法則である。ベネズエラも同様だ。HIV感染者を増やす原因のひとつとなった。
HIV・エイズは発症しても薬で抑えることができる。だが、ベネズエラでは薬も不足している。コンドーム1箱の値段は6ドル。1ヶ月の最低賃金である。
このままハイパーインフレとモノ不足が続けば、HIV感染者は爆発的に増える恐れがある。
(HIV検査にかけられる血液)
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(海外各国から寄付されたエイズ治療薬)
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2019年2月28日 04:49
http://tanakaryusaku.jp/2019/02/00019727 ;