・独自動車業界にカルテル疑惑=欧州委が正式調査着手
【フランクフルト時事】フォルクスワーゲン(VW)などドイツ自動車大手5社によるカルテル疑惑で、欧州連合(EU)欧州委員会は18日、EU競争法(独占禁止法)に基づく正式な調査に着手したと発表した。欧州委は、5社が排ガス関連の技術開発競争を回避するため、談合を図ったとの疑いを強めており、排ガス不正に続く独自動車業界の不祥事に発展する可能性がある。
調査対象はVWのほか、ダイムラー、BMW、VW傘下のアウディとポルシェの計5社。欧州委によると、5社の間では、自動車部品の品質基準の共通化などさまざまな事案が協議されていた。特に排ガス浄化技術の開発に関しては話し合いで競争を回避していた疑いがあるとみている。
カルテル疑惑は昨年7月に独誌シュピーゲルの報道で浮上、10月には欧州委が立ち入り調査を実施していた。
・Die geheimen Preisabsprachen der deutschen Autokonzerne
http://m.spiegel.de/spiegel/vw-bmw-daimler-und-bosch-sollen-stahlpreise-abgesprochen-haben-a-1189938.html
(イメージ画像)
2018年09月18日21時31分 JIJI.COM
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018091801260&g=int