・地球温暖化によって昆虫の食欲が増したら、作物の収穫に何が起こるのか?
米国の研究者らは、地球温暖化によって昆虫の活動が活発化した場合の虫による農作物の世界的な被害を評価した。サイエンス誌にその研究が掲載された。
研究者らは、気温が1度上昇するごとに年間の作物収穫高の損失が10〜25%増加することを示した。
最も好適なシナリオでさえ、小麦収穫高の年間損失は、現在の収穫高7億4940万トンのもとで5900万トンに達するという。米とトウモロコシが加わると、約2億1300万トンの損失となる。
昆虫が「飢える」かもしれない原因は2つある。一つ目は、気温の上昇によって昆虫の代謝が上昇すること。2つ目は、熱帯地域以外で昆虫の繁殖速度が高まることだ。
地球温暖化の最も壊滅的な影響を受けるのは、例えば、米中西部の「コーンベルト地帯」や欧州などの、現在の気候が温暖な地域となる見込み。
・Global warming could mean crop losses from insect damage double in ‘breadbasket of Europe’ by 2050
https://www.independent.co.uk/environment/crop-losses-insects-climate-change-farming-global-warming-a8515176.html
(ワタリバッタ)
(小麦)
2018年09月10日 08:02 スプートニク日本
https://sptnkne.ws/j5bS
米国の研究者らは、地球温暖化によって昆虫の活動が活発化した場合の虫による農作物の世界的な被害を評価した。サイエンス誌にその研究が掲載された。
研究者らは、気温が1度上昇するごとに年間の作物収穫高の損失が10〜25%増加することを示した。
最も好適なシナリオでさえ、小麦収穫高の年間損失は、現在の収穫高7億4940万トンのもとで5900万トンに達するという。米とトウモロコシが加わると、約2億1300万トンの損失となる。
昆虫が「飢える」かもしれない原因は2つある。一つ目は、気温の上昇によって昆虫の代謝が上昇すること。2つ目は、熱帯地域以外で昆虫の繁殖速度が高まることだ。
地球温暖化の最も壊滅的な影響を受けるのは、例えば、米中西部の「コーンベルト地帯」や欧州などの、現在の気候が温暖な地域となる見込み。
・Global warming could mean crop losses from insect damage double in ‘breadbasket of Europe’ by 2050
https://www.independent.co.uk/environment/crop-losses-insects-climate-change-farming-global-warming-a8515176.html
(ワタリバッタ)
(小麦)
2018年09月10日 08:02 スプートニク日本
https://sptnkne.ws/j5bS