・EU、中国製太陽光パネルの輸入制限措置を9月に廃止へ
[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、中国製の太陽光パネルやセルに課している輸入制限措置について、9月に廃止する方向となった。事情に詳しいEU筋によると、EU加盟国28カ国のうちの過半数から賛同を得たという。
EUは2013年、中国製の太陽光パネル、ウエハー、セルに対して、反ダンピング(不当廉売)・反補助金措置を適用。2017年3月に、これらの措置を18カ月延長することを決定した。
EUは、EU域内の製造業者と、太陽光発電のコスト抑制を求める輸入業者や設置業者との間で、難しい対応を迫られた。EUが中国製太陽光パネルに輸入制限措置をかけた2013年当時に、EUと中国との関係が急激に悪化した経緯があり、延長の可否判断が注目されていた。
欧州の太陽光パネルメーカーの業界団体「EUプロサン」は輸入制限廃止を批判。一部企業は欧州司法裁への提訴を検討しているという。
2018年8月24日 / 20:22 / ロイター
https://jp.reuters.com/article/eu-china-solar-idJPKCN1L9115?il=0
https://www.reuters.com/article/us-eu-china-solar/eu-set-to-end-chinese-solar-panel-import-controls-in-september-idUSKCN1L90RF