【5月3日 時事通信社】
2019年に欧州連合(EU)離脱を控えた英国で3日(日本時間同)、地方選の投票が行われた。
国政与党の保守党は苦戦が予想されており、
結果次第では既に困難に直面しているメイ政権の離脱交渉を「一段と複雑化する」(ロイター通信)可能性がある。
BBC放送のまとめによれば、イングランドの150自治体の約4370議席が争われる。
投票は3日夜(日本時間4日朝)に締め切られ、翌日中に大勢が判明する見通し。
昨年6月の総選挙で過半数割れとなった保守党は今回、特に首都ロンドンで厳しい戦いを強いられると予想される。
最近の世論調査では、対象有権者の51%が国政最大野党・労働党に投票すると回答。
離脱政策や緊縮財政をめぐる政権への不満が背景にあるとみられている。
地方選の結果が、国政に直接影響するわけではない。
しかし、与党の大敗は、野党ばかりか与党内でメイ首相の政権運営に不満を持つ議員らを勢いづける。
首相周辺の警戒は強い。(c)時事通信社
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