アメリカのトランプ政権は移民政策の枠組みをまとめ、
子どもの時に不法入国した若者らを救済する一方、メキシコとの国境沿いに壁を建設するため、
およそ2兆7000億円の予算を認めるよう議会に求めました。
この移民政策の枠組みは、ホワイトハウスが25日に議会に提案し、発表したものです。
それによりますと、メキシコなどから子どもの時に親に連れられてアメリカに不法入国した若者ら、
およそ180万人を強制送還せずに救済し、教育を受けたり、仕事に就いたりしていることを条件に、
10年から12年で市民権を付与することが盛り込まれています。
一方で、不法移民対策として、メキシコとの国境沿いに壁を建設するため、
250億ドル(およそ2兆7000億円)の基金を設けるよう求めています。
また、希望者が抽選でビザを取得できるプログラムは、
国益のためにならないとして廃止すべきだとしています。
ホワイトハウスはこの案を基に、議会で必要な法案や予算案を可決するよう求めています。
これに対し、与党・共和党内からは歓迎する声が出る一方、野党・民主党内には壁の建設に反対する意見が根強くあります。
このため、議会で十分な賛同を得て可決できるかどうかは不透明で、
来月8日までが期限となっている新たな予算案の審議にも影響を与える可能性があります。
関連ソース画像
NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180126/k10011303781000.html
子どもの時に不法入国した若者らを救済する一方、メキシコとの国境沿いに壁を建設するため、
およそ2兆7000億円の予算を認めるよう議会に求めました。
この移民政策の枠組みは、ホワイトハウスが25日に議会に提案し、発表したものです。
それによりますと、メキシコなどから子どもの時に親に連れられてアメリカに不法入国した若者ら、
およそ180万人を強制送還せずに救済し、教育を受けたり、仕事に就いたりしていることを条件に、
10年から12年で市民権を付与することが盛り込まれています。
一方で、不法移民対策として、メキシコとの国境沿いに壁を建設するため、
250億ドル(およそ2兆7000億円)の基金を設けるよう求めています。
また、希望者が抽選でビザを取得できるプログラムは、
国益のためにならないとして廃止すべきだとしています。
ホワイトハウスはこの案を基に、議会で必要な法案や予算案を可決するよう求めています。
これに対し、与党・共和党内からは歓迎する声が出る一方、野党・民主党内には壁の建設に反対する意見が根強くあります。
このため、議会で十分な賛同を得て可決できるかどうかは不透明で、
来月8日までが期限となっている新たな予算案の審議にも影響を与える可能性があります。
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NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180126/k10011303781000.html