火山活動の活発化で警報3が発令。数週間以内に噴火か。住民1万2千人が避難
ルソン地方アルバイ州のマヨン山が水蒸気爆発を起こすなど火山活動が活発化している。フィリピン火山地震研究所は14日夜、数週間以内に噴火する可能性があるとして警戒レベルを「3」へ引き上げた。研究所は周辺住民に避難を呼びかけ、15日までに1万2千人以上が避難した。
研究所によると、マヨン山は13日午後4時21分ごろ最初の水蒸気爆発を起こし、14日未明、警戒レベルが火山活動の活発化を示す「2」へ引き上げられた。同日午前にはさらに2回の水蒸気爆発を観測。溶岩ドームが南方向へ崩壊し始めていることを示す158回にわたる落石や、赤熱溶岩などの光が噴煙に映る火映現象も見られた。
このため研究所はマヨン山が「噴火の準備段階」に入ったとして警戒レベルを3へ引き上げた。
15日午前には溶岩ドームの崩壊も観測されたため、研究所は火口から6キロ以内の「常時危険区域」と、南斜面側の火口から7キロ以内の「拡大危険区域」の住民に避難を指示した。
同州災害対策本部によると、15日夜現在、同州カマリグ、ギノバタン、マリリポット各町の住民らが州内10カ所の避難所で暮らしている。
マニラ空港公団によると、マヨン山の活動の影響で15日、格安航空大手セブパシフィックなどの同州レガスピ行きの航空便5便が欠航となった。フィリピン航空のレガスピ便にも遅れが出ている。(遠藤美波)
まにら新聞
http://manila-shimbun.com/category/nature/news235342.html
ルソン地方アルバイ州のマヨン山が水蒸気爆発を起こすなど火山活動が活発化している。フィリピン火山地震研究所は14日夜、数週間以内に噴火する可能性があるとして警戒レベルを「3」へ引き上げた。研究所は周辺住民に避難を呼びかけ、15日までに1万2千人以上が避難した。
研究所によると、マヨン山は13日午後4時21分ごろ最初の水蒸気爆発を起こし、14日未明、警戒レベルが火山活動の活発化を示す「2」へ引き上げられた。同日午前にはさらに2回の水蒸気爆発を観測。溶岩ドームが南方向へ崩壊し始めていることを示す158回にわたる落石や、赤熱溶岩などの光が噴煙に映る火映現象も見られた。
このため研究所はマヨン山が「噴火の準備段階」に入ったとして警戒レベルを3へ引き上げた。
15日午前には溶岩ドームの崩壊も観測されたため、研究所は火口から6キロ以内の「常時危険区域」と、南斜面側の火口から7キロ以内の「拡大危険区域」の住民に避難を指示した。
同州災害対策本部によると、15日夜現在、同州カマリグ、ギノバタン、マリリポット各町の住民らが州内10カ所の避難所で暮らしている。
マニラ空港公団によると、マヨン山の活動の影響で15日、格安航空大手セブパシフィックなどの同州レガスピ行きの航空便5便が欠航となった。フィリピン航空のレガスピ便にも遅れが出ている。(遠藤美波)
まにら新聞
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