数年前に大切な人を失ったやつの作り話をしようと思う [無断転載禁止]©2ch.net

たったらかくわ

私立のいいとこに受かるも
「あんただけ幸せになるのは許さない」という謎の親の行為により大学には行けず
今までずっとフリーター
もう30になった
底辺職をうろつく

最初は仕事覚えもはやいし、人当たりもいいから色々求められることも多かったが
仕事のマニュアルを効率化したりするうちに他人より多くの仕事をやると同期やちょっと上の先輩に疎まれ、居づらくなり仕事を変えるを繰り返してきた
そして
2年前、バイトで入った会社にその人はいた
以下ゆりさんとしておく

ゆりさんは俺の教育係で20個離れたおばちゃんだった
その人はいつも笑顔で
「仕事覚えるの早いなぁ」
っと言って、なぜか飴をくれた
俺(俺は小学生か)ｱﾒｺﾛｺﾛ

2ヶ月ほど経ったある日
会社に忘れ物をして取りに行くとゆりさんがまだ残って仕事をしていた
俺「まだ残っていたんですか？」
ゆり「うん、ちょっとね。色々頼まれちゃって」
不思議に思って見てみると他の人の仕事を手伝っていたりした
俺「これ、ゆりさんの担当の仕事じゃないですよね？」
ゆり「うん、けど頼まれちゃって」
俺「これとこれ貸して下さい、俺やりますわ」
ゆり「えっけど時間外だよ？」
俺「えっそれくらいわかりますけど」

ゆり「本当に大丈夫だよ、気にしないで」
俺「いや俺やった方が早いんで
そのかわり終わったら大戸屋連れてって下さい」
ゆり「なんかごめんな。ありがとう」

俺はこの頃から
いつかゆりさんが気兼ねなく仕事を俺に頼んでくれたらいいなぁ
っと思うようになっていた

ごめんバイトいかなきゃだわ
12時ごろかえやます

落ちちゃうよせめて20まで

うんこパクパク

何故バイト直前に書き始めるのかと

11

12

13

14

15

16

17

18

19

ふぅ20

はよ

ごめん、急によばれたんだ
24時までです
ごめん

>>16
ありがとうございます

仕事が終わり二人で大戸屋へ
ゆり「ありがとうね、助かったわ」
俺「どういたしまして」
ゆり「お礼にご馳走するな、こんなおばちゃんとでごめんな」
俺「えっ別にいいですよ、連れてってって頼んだだけでご馳走してくれとはいってないので」
ゆり「ふふふ、俺君は優しい子だね」
俺「優しくないですよ、ただ人との距離を置いてるから柔らかく見えるだけです」
ゆり「可愛くないw」
俺「別に可愛さ求めてないので」
ゆり「ふふふ、可愛いなw」

この日以来ゆりさんは毎朝俺のとこへ挨拶へ来るようになった
いつもニコニコしながら
俺はこの時不思議な感情を抱いていた
今思えば
きっと自分には持ってないものを持ってる人に惹かれていたのだろう

ゆり「今日私誕生日なんだよ」
俺「あーおめでとうございます」
ゆり「ありがとう」
、、、あれいつも一言言って自分のとこいくんだけどなっと思い
机にあった紙に
『どこかご飯に行きますか？』
っとかくと
ゆり「ふふふ、考えておくー」
っというとニコニコ去っていった
俺（わかりやすい人だなぁ）ｵﾆｷﾞﾘﾓｸﾞﾓｸﾞ

お疲れ様でした
待ってたよ

その夜2人でちょっと洒落たイタリアンにいった
ゆり「ごめんね、なんか無理やり誘ったみたいになって」
俺「まぁ誕生日に1人は寂しいでしょ？」
ゆり「うん、ちょっとね」
俺「っ！ 素直ですね」
ゆり「俺君はきっとこうしてくれないと心を開いてくれないでしょ？」
俺「なんですか、それw」
ゆり「わからないw」

ゆり「はー美味しかった」
俺「うん、美味しかったですね」
ゆり「ねぇ、、この後、うちくる？」
俺「くる？来てではなく？w」
ゆり「きて、、、」
俺「なんで？w」
ゆり「、、、一緒にいたいからかな？」
俺「しょうがないですね」
ゆり「俺君って意地悪！本当に意地悪！！」
俺「ごめんごめん」ｱﾀﾏﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
ゆり「子供扱いしない！」

いいねぇ

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬﾝ
ゆり「寒かったね、お茶か珈琲いれるね、どっちがいい？」
俺「お茶でお願いします」
ゆり「うん、ソファー座ってテレビでも見てて」
俺(なんか生活感のない部屋だな)
ゆり「はい、お茶」
俺「ありがとうございます」ｽﾞｯｽﾞｰ
ゆり ｼﾞｰｰ
俺「そんな見ないで下さい」
ゆり「ごめん、なんか俺君がいるの不思議だなって」
俺「自分で誘ったのに？」
ゆり「いや、、断られると思ったから、、」
俺「帰ろうか？」
ゆり「別にいいよ」ｿﾃﾞﾂｶﾐ
俺「言葉と行動が合ってないですが」
ゆり「お茶温かいねー」
俺(あっ話そらした)

ゆりさん48歳独身？

俺「あーゆりさんってこの人に似てるよねー」
ゆり「こんな綺麗じゃないです」
俺「んー？似てるけどな」
ゆり「ほら手なんかこんなシワシワだよ」
俺「手は年齢出やすいらしいですからね」
ゆり「それってフォロー？w俺君はかっこいいよねー、最初入った時みんな言ってたよ」
俺「ゆりさんも？」
ゆり「みんな、、、

俺「ねぇなんでそんな離れて座るの」
ゆり「恥ずかしい」
俺「近くおいでよ」
ゆり「おいで？来てではなく？」
俺「じゃあいいです」
ゆり「ずるい！それはずるい！！」
俺「なにがー？w」
ゆり「いいです、、べつに、、」ｿｯﾎﾟﾑｸ
俺 (拗ねてる、可愛い)

>>27
すいません、ありがとうございます

>>32
バツイチ
理由は後で書くかもしれません

ごめんなさい
バイトなかったら書き切るつもりだったんですが、ちょっと無理そうなのでまた明日書きます

楽しみに待ってます！

最初から作り話と公言してあるあたりが潔くて好き