愛媛が生産量全国一を誇る「キウイフルーツ」に、異変が起きているようです。植物の専門家に現場を案内してもらうと、驚きの光景が広がっていました。自然環境への影響が懸念される、その異変とは?
愛媛県西予市宇和町の、松山自動車・西予宇和ICに近い県道わきののり面。ここを歩いていると…、キウイのつるが周辺の木々にまきつき、少し小ぶりの実がたくさんなっていました。野山に勝手に生える「野良キウイ」です。
記者が、試しに落ちていた実を食べてみると、少しすっぱいものの、たしかにキウイ。
キウイフルーツは、中国原産のマタタビ科の植物で、去年の収穫量は、愛媛が4660トンで全国1位でした。なぜ、県内で野良キウイが増えているのでしょうか。植物が専門の松山東雲短大、松井宏光名誉教授は次のように指摘します。
松山東雲短大 松井宏光名誉教授
「恐らく人が植えたものではないので、この雰囲気からすると、カラスとか鳥が種を食べて、ふんとして落としたんだろうと思います」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1386e020a0a606b0872e4ecac0da1f1be94e91e6