消費者金融会社への過払い金の返還請求を手掛け
積極的なテレビCMなどを行っていた弁護士法人
東京ミネルヴァ法律事務所が6月24日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
●30億円の流用で 被害者は2万人か
6月24日、負債51億円余りで破産決定を受け
弁護士法人では過去最大の倒産となった(弁)
東京ミネルヴァ法律事務所〔東京都港区
代表弁護士川島浩、2019年3月期売上高17億8400万円〕。
消費者金融を利用したことがある人に
過払い金利の返還が受けられるとの広告を大量に流していたことで知られるが
破産の背景には、依頼者に支払われるべき過払い金
少なくとも30億円が弁護士法人を実質的に支配する
広告会社により流用されてきたという、弁護士にあるまじき不祥事があることが分かった。
過払い金が仮に1人当たり30万円だとすれば
被害は1万人規模に及ぶことになるが
ある事情通は「被害者は2万人に達する可能性もある」と語る。
●ミネルヴァを支配した 武富士の元支店長
ミネルヴァを支配していた
今回の破産劇の黒幕ともいえる
(株)リーガルビジョン〔渋谷区、代表霜田広幸
19年3月期(4カ月間の変則決算)売上高8億8100万円〕である。
兵庫県出身で、消費者金融大手の武富士で
札幌支店長までつとめた兒嶋勝氏が04年4月に設立した
(株)DSC〔渋谷区〕がリーガルビジョンの前身。
士業の広告解禁を受けて創業した、士業専門の広告代理店だ。
代表に就任した霜田氏は、兒嶋氏の武富士時代の後輩で、DSCでも部下だった人物。
表向き「兒嶋氏とは縁を切った」と話していたが
裏では兒嶋氏が絶対権力者の「会長」として支配する体制が続いていた。
兒嶋氏は、DSCとは別に淡路島で実質経営していた貸金業者で
出資法違反(違法金利)容疑での逮捕歴もあるいわく付きの人物だ。
●過払い金の流用は 数年前から
リーガルビジョンもDSCと同様に経営が苦しい弁護士事務所に近づき
過払い顧客を集めるための広告プランを作成。
一弁ならびに上部団体の日本弁護士連合会(日弁連、荒中会長)も
弁護士が広告会社に業務を丸投げしているうちに操り人形になってしまうという想定外の事態を問題視。
一弁の寺前会長は「全国で広報活動を展開し
多数の依頼者から過払い金の請求やB型肝炎の裁判を受けたまま業務を停止した。
調査の結果、過払い金の保管状況に不明な点があり
依頼者に返還することが困難な状態に陥っている疑いがあることも判明した。
多数の依頼者に甚大な不利益を与えるもので弁護士法人として到底許されるものではなく
弁護士会としても厳粛に受け止めている」とのコメントを出した。
以下全文はソース先で
6/26(金) 6:01配信 ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/93efd935cdc9506dd3a6caaeb51e18a764e1e3b0?page=1
積極的なテレビCMなどを行っていた弁護士法人
東京ミネルヴァ法律事務所が6月24日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
●30億円の流用で 被害者は2万人か
6月24日、負債51億円余りで破産決定を受け
弁護士法人では過去最大の倒産となった(弁)
東京ミネルヴァ法律事務所〔東京都港区
代表弁護士川島浩、2019年3月期売上高17億8400万円〕。
消費者金融を利用したことがある人に
過払い金利の返還が受けられるとの広告を大量に流していたことで知られるが
破産の背景には、依頼者に支払われるべき過払い金
少なくとも30億円が弁護士法人を実質的に支配する
広告会社により流用されてきたという、弁護士にあるまじき不祥事があることが分かった。
過払い金が仮に1人当たり30万円だとすれば
被害は1万人規模に及ぶことになるが
ある事情通は「被害者は2万人に達する可能性もある」と語る。
●ミネルヴァを支配した 武富士の元支店長
ミネルヴァを支配していた
今回の破産劇の黒幕ともいえる
(株)リーガルビジョン〔渋谷区、代表霜田広幸
19年3月期(4カ月間の変則決算)売上高8億8100万円〕である。
兵庫県出身で、消費者金融大手の武富士で
札幌支店長までつとめた兒嶋勝氏が04年4月に設立した
(株)DSC〔渋谷区〕がリーガルビジョンの前身。
士業の広告解禁を受けて創業した、士業専門の広告代理店だ。
代表に就任した霜田氏は、兒嶋氏の武富士時代の後輩で、DSCでも部下だった人物。
表向き「兒嶋氏とは縁を切った」と話していたが
裏では兒嶋氏が絶対権力者の「会長」として支配する体制が続いていた。
兒嶋氏は、DSCとは別に淡路島で実質経営していた貸金業者で
出資法違反(違法金利)容疑での逮捕歴もあるいわく付きの人物だ。
●過払い金の流用は 数年前から
リーガルビジョンもDSCと同様に経営が苦しい弁護士事務所に近づき
過払い顧客を集めるための広告プランを作成。
一弁ならびに上部団体の日本弁護士連合会(日弁連、荒中会長)も
弁護士が広告会社に業務を丸投げしているうちに操り人形になってしまうという想定外の事態を問題視。
一弁の寺前会長は「全国で広報活動を展開し
多数の依頼者から過払い金の請求やB型肝炎の裁判を受けたまま業務を停止した。
調査の結果、過払い金の保管状況に不明な点があり
依頼者に返還することが困難な状態に陥っている疑いがあることも判明した。
多数の依頼者に甚大な不利益を与えるもので弁護士法人として到底許されるものではなく
弁護士会としても厳粛に受け止めている」とのコメントを出した。
以下全文はソース先で
6/26(金) 6:01配信 ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/93efd935cdc9506dd3a6caaeb51e18a764e1e3b0?page=1