ガヴリール「だからピザが来たときに…」
ーーーーー
配達の人「ピザでーす」ピンポーン
ガヴリール「みんな、ピザ来たぞー(誰もいない部屋で一人で叫ぶ)」
ーーーーー
ガヴリール「っていうのをやってみた」
ヴィーネ「ちょ、悲しいからやめて」
ガヴリール「いや悲しいってなんだよ、
一人でピザ食べてることか?一人じゃないふりしたことか?」
ヴィーネ「どっちもだけど!?」
ガヴリール「好きでやってるんだからほっとけ」
ヴィーネ「そもそもピザ頼まなければいいじゃない、高いんだし」
ガヴリール「いやほら、家から出るのめんどくさいじゃん?」
ヴィーネ「全然」
ガヴリール「あと急がば回れって言うだろ?」
ヴィーネ「意味分かんないわよ」
ガヴの部屋ってワンルームじゃなかったっけ?玄関から丸見え
ヴィーネ「ピザ頼むのは勝手だけど、受け取る時くらいはちゃんとした服装してるんでしょうね」
ガヴリール「もちろんしてるぞ、上はな」
ヴィーネ「…下は?」
ガヴリール「てかいつも通りだよ、言わせんな」
ヴィーネ「あの格好で受け取ってるの!?」
ガヴリール「私の家なんだからどんな格好だろうと自由だろ」
ヴィーネ「配達員は男の人?」
ガヴリール「そだな」
ヴィーネ「どんな反応するのよ」
ガヴリール「なんかびっくりしてるぞ、女子高生がピザ頼むなんて珍しいのかな」
ヴィーネ「たぶんいろんな意味で女子高生だと思われてないわよ」
ヴィーネ「たまには外に出て買い物しなさいよ、付き合うから」
ガヴリール「あ、じゃあ駅前のスーパーがいい」
ヴィーネ「? いいけど」
ーーーーー
スーパー
ヴィーネ「あっ、卵が安いわよガヴ!キャベツも!ほらほら!」ウキウキ
ガヴリール「おもちゃ屋の子どもか!」
ヴィーネ「ガヴは何買うの?」
ガヴリール「ここじゃなくて向こうだな」
ヴィーネ「どこ行くのよ」
ガヴリール「決まってるだろ、冷凍食品コーナーだよ」
ヴィーネ「あ、そういう…」
ガヴリール「たまにはレンジ使って料理するよ」
ヴィーネ「それ料理って言わないから」
〜冷凍食品コーナー〜
ガヴリール「こんなの出たのか、ほら見ろよヴィーネこれも旨そうだぞ!迷うなあ」
ヴィーネ「おもちゃ屋の子どもか!」
ガヴリール「なんせ今日は半額だからな」
ヴィーネ「あれほんとだ、知らなかった」
ガヴリール「じゃなきゃわざわざ来ないよ」
ヴィーネ「にしても買いすぎじゃない?」
ガヴリール「楽だからな、レンチンは偉大だ」
ヴィーネ「レンジが壊れたらどうするの?」
ガヴリール「…どうする?」
ヴィーネ「いや知らないわよ」
ガヴリール「いや待て、カップ麺がある!」
ヴィーネ「主食が宅配ピザ、冷凍食品、カップ麺の女子高生って!」
>>1の生活臭が強くてガヴドロのSSな感じがしない ヴィーネ「半額なら私も買っておこうかしら」
ガヴリール「結局ヴィーネも私と同類か」
ヴィーネ「あんたみたいに常食してないから」
ガヴリール「でも実際便利だと思うだろ?」
ヴィーネ「そりゃ、レンジでチンすればいいだけだし」
ガヴリール「レンジで何するって?」
ヴィーネ「チンする」
ガヴリール「え?」
ヴィーネ「チン」
ガヴリール「?」
ヴィーネ「だからチン…って何回言わせんのよバカバカ!///」ポカポカ
ガヴリール「いてて、恥ずかしいなら言うなよ!」
前はレンジ回すって言ってたけど最近はターンテーブルのレンジ少ないよね
ターンテーブルの方が熱にムラがないからいいんだけどね……
ガヴリール「そもそも何でレンジでチンって言うんだ?」
ヴィーネ「音じゃないの?」
ガヴリール「なるほど、じゃあ音がポンだったら?」
ヴィーネ「レンジでポンって言うんじゃないの?」
ガヴリール「ニャンだったら?」
ヴィーネ「…レンジでニャンって言うんじゃないの」
ガヴリール「さすがにそれはないだろ(笑)ニャン(笑)」
ヴィーネ「おい」
ガヴリール「でもニャンって意外と良いかもな、
レンジの音が世界共通でニャンだったら平和になるんじゃないか?」
ヴィーネ「世界平和よりも自分の駄目っぷりの心配したら?」
ガヴリール「ニャン…」
ヴィーネ「(かわいい)」
ガヴリール「いや〜、たくさん買った」
ヴィーネ「ほぼ冷凍食品じゃないの」
ガヴリール「これで1週間は暮らせる」
ヴィーネ「ガヴっていつもこんな感じでスーパーで買いだめしてるの?」
ガヴリール「いやそれがさ、スーパーって私が行こうと思う時間に大抵閉まってるんだよな」
ヴィーネ「なんでスーパーが悪いみたいな言い方なの?」
ガヴリール「だからいつもコンビニ行ってる」
ヴィーネ「そういえばコンビニの店員さんってよく来る客に名前付けてるらしいわよ」
ガヴリール「えっ、まじ…?」
ヴィーネ「ラフィが言ってた」
ガヴリール「あいつはたぶん『巨乳』とかだろうな、私はどうだろう」
ヴィーネ「うーん、『残念な美少女』」
ガヴリール「残念は余計だ、いや美少女も余計だけど」
〜ガヴリールの家〜
ガヴリール「まあ上がれよ、ちょっと散らかってるけど」
ヴィーネ「ちょっと?」
ガヴリール「住めば都ってやつだ」
ヴィーネ「ゴミ箱ならぬゴ都ってこと?」
ガヴリール「上手いこと言ったつもりか?」
ヴィーネ「あっ、またゴミ捨ててない!洗濯物も貯まってる!」
ガヴリール「いやー、あとで一気にやったほうが楽かなあと」
ヴィーネ「一生やらないくせに」
ガヴリール「なんだかんだヴィーネがやってくれるからな、ってことでよろしく」
ヴィーネ「もう仕方ないわね…」
ヴィーネ「(待って、私がここで甘やかすからガヴが成長しないんじゃ…)」
ガヴリール「?」
ヴィーネ「た、たまには自分でやってみたら?」
ガヴリール「わかった、でも久しぶり過ぎてやり方忘れたからお手本見せて」
ヴィーネ「こ、この駄天使…」
ハッハッハ!>>1君!!
チミはハゲのくせにカツラを頼まんのは何故かねチミィ!!! ガヴリール「ゴミ捨ててきたし洗濯機も回した、褒めろ」
ヴィーネ「わぁすご〜い、よくできました」 パチパチ
ガヴリール「まぁな」エッヘン
ヴィーネ「いやいやいや…」
ガヴリール「これでやっとゲームができる」
ヴィーネ「っていうかあんたお風呂入ってる?なんか匂うわよ」
ガヴリール「失礼だな2日前にシャワー浴びたばっかりだぞ」
ヴィーネ「ふっ…!?」
ガヴリール「あっ、いや間違えた!昨日だった…かも」
ヴィーネ「大して変わらないわよ!」
ガヴリール「大して変わらないならまだセーフだな」
ヴィーネ「余裕でアウトよ」
ガヴリール「だいたい毎日風呂入るなんてさ、し○かちゃんかっての」
ヴィーネ「ジャ○アンでもあんたよりマシだと思うわよ!?」
ガヴリール「ふー、さっぱり」
ヴィーネ「なんで裸なの!?」
ガヴリール「着替え忘れちゃってさ、そこのパンツ取って」
ヴィーネ「全くもう…ってこのパンツ穴空いてるけど」
ガヴリール「知ってる」
ヴィーネ「いいの?」
ガヴリール「うん」
ヴィーネ「よくないわよ!」
ガヴリール「別に見せるために穿くんじゃないし、どうでもいいよ」
ヴィーネ「でもサターニャはしょっちゅう見えてるし」
ガヴリール「あいつはもはや自分から見せてるレベルだから例外だろ」
ヴィーネ「とにかく穴の空いたパンツ貸しなさい、全部処分するから」
ガヴリール「いやそれは困る、穿くパンツがなくなるかも」
ヴィーネ「なくなるの!?」
ガヴリール「パンツに穴空いてて困ることなんてあるか?」
ヴィーネ「そうね、例えばパンツだけ先に登校した時とか困るかも」
ガヴリール「おいその話はやめろ」
ヴィーネ「たしかに見せるものじゃないけど、見えた時のことは考えておきなさいよ」
ガヴリール「そうだな、ヴィーネもたまに見えてるし」
ヴィーネ「うそ!?」
ガヴリール「ほんと」
ヴィーネ「なんで教えてくれないのよ!」
ガヴリール「教えたら『見えてたなら言ってよこのエロ天使!』って怒るかなと思って」
ヴィーネ「そ、そんなこと言わないわよ!今度から見えてたらすぐ教えてよね…」
ガヴリール「わかった、ちなみに今も見えてるぞ(嘘)」
ヴィーネ「見えてたなら言ってよこのエロ天使!///」
ガヴリール「結局言うのかよ!」
奥に声かけたり靴いっぱい置いたり洗濯物多くかけたりして複数人いるように見せかけるのって
ぼっちと思われるのが嫌というか普通にレイプや空き巣みたいな犯罪避けにやる方法じゃないのか
ガヴリール「そういえば部屋が綺麗になってる」
ヴィーネ「ガヴがシャワーしてる時に掃除してくれた人がいるみたいね」
ガヴリール「優しいなあ、きっと天使のような人だな」
ヴィーネ「天使ではないと思うわよ」
ガヴリール「あとなんか旨そうな匂いがする」
ヴィーネ「誰かがご飯作ってくれてるみたいね」
ガヴリール「天使すぎるな」
ヴィーネ「まだ言うか」
ガヴリール「てか腹減った、早く食べたい」
ヴィーネ「はいはい、ちょっと待っててね」
ーーーーー
ガヴリール「うん旨い」
ヴィーネ「冷凍食品とどっちが美味しい?」
ガヴリール「うーーーん」
ヴィーネ「…」ゴクリ
ガヴリール「この場合ヴィーネって言うべきなのか?」
ヴィーネ「いや私に聞かれても…」
> ガヴリール「いや悲しいってなんだよ、
> 一人でピザ食べてることか?一人じゃないふりしたことか?」
これなんかのパクりだろ
どっかで見たぞ
ガヴリール「ふー、食べた食べた」
ヴィーネ「お皿貸して、洗っちゃうから」
ガヴリール「(…皿まで洗ってくれるのか)」
ヴィーネ「どしたの?」
ガヴリール「ヴィーネ…」
ヴィーネ「?」
ガヴリール「あー…えっと、その、いつもありがと」ボソッ
ヴィーネ「え?」
ガヴリール「き、聞こえなかったならいいよ…なんでもない」
ヴィーネ「大きな声でもう一回言ってくれれば聞こえるかも」
ガヴリール「もう言わない」
ヴィーネ「残念、ガヴのお礼なんてめったに聞けないのに」
ガヴリール「いや聞こえてたのかよ」
ヴィーネ「まぁ連絡くれればいつでも行くから、あんまり不健康な生活してちゃダメよ」
ガヴリール「なら今度ピザ頼むときに呼ぶから一緒にいてくれ、あの配達員を見返したい」
ヴィーネ「やだ」
おわり