サターニャ「いつまで経ってもガヴリールに勝てない……」
サターニャ「ていうか最近勝負すらしてくれない」
サターニャ「なんで私に構ってくれないのよぅ!」
サターニャ「こうなったらガヴリールの弱みを徹底的に握ってやるんだから!!」
サターニャ「くくく、ガヴリールが泣いてひざまずく所を想像するとゾクゾクするわね」
サターニャ「まずは恥ずかしい写真を撮ってガヴリールをゆするわ」
ガヴリール「身体動かすのだる……」
サターニャ「体育中のガヴリール!」パシャパシャ
ガヴリール「ひゃぁぁぁ!?だ、誰も見てないよな!?」キョロキョロ
サターニャ「風にスカートをまくられてびっくりしてるガヴリール!」パシャパシャ
ガヴリール「ゔぃーねぇー……」グスッ
サターニャ「ヴィネットに叱られてちょっとヘコんでるガヴリール!」パシャパシャ
サターニャ「ふふふ、私のガヴリールアルバムが充実して行くわ……!」
ガヴリール「おい、お前さっきからなにパシャパシャ撮ってんだよ」
サターニャ「んぁ!? 」ビクッ
サターニャ「な、なんのこと?」
ガヴリール「とぼけるな。ずーっとシャッター音聞こえてたぞ。見せろ」グイ
サターニャ「や、やめっ、なんでもないから!」
ガヴリール「また何か企んでるんだろ!」グイグイ
サターニャ「は、はなして!」バッ
バラバラ
サターニャ「んあーーーー!?」
ガヴリール「お、写真が……」ペラ
ガヴリール「え、なにこれ」ビク
ガヴリール「ネコの私、ウェイトレスの私、半裸の……私!?」
ガヴリール「……全部私の写真ばかり」
サターニャ「いやっ、これはそのっ」
ガヴリール「お前、盗撮魔?しかも変態?」ドンビキ
ガヴリール「サターニャもラフィと同類だったんだな……」ビクビク
サターニャ「一緒にしないで!」
サターニャ「ガヴリールにドン引かれた……」
サターニャ「私の、お気に入りの、ガヴリール写真集も、没収されちゃった……」グスッ
サターニャ「こんな事でくじけないんだから」
サターニャ「今日はガヴリールのバイトの日……!」
サターニャ「さあ帰るわよガヴリール」
ガヴリール「帰らないよバイトだよ」
サターニャ「知ってるわ、だから一緒に行くの!」
ガヴリール「オープンなストーカーだな」
サターニャ「ストーカーじゃないって!」
サターニャ「私はあんたに命令するために行くのよ!」
ガヴリール「お前もうほんとふざけんなよ」
サターニャ「これは私の週に一度の楽しみだもの。譲れないわ」
ガヴリール「週に一度の楽しみって、他にやることないの?」
サターニャ「無いわね!ガヴリールにちょっかい出すのが一番楽しいもの!」
ガヴリール「そ、そう……」
【エンジェル珈琲】
サターニャ(さて、どうやってガヴリールの弱みを握ろうかしら)
ガヴリール「へいらっしゃい」
サターニャ(ウェイトレスガヴリール可愛い!写真……!)サッ
ガヴリール(撮るな!)キッ
サターニャ(あううう、もう撮らせてくれなそう……)
タプリス「あれ?胡桃沢先輩じゃないですか」
サターニャ「あ、後輩天使」
タプリス「奇遇ですね。先輩が喫茶店にいるイメージとかあまりなかったです」
サターニャ「あんたこそ、なんでこんな所にいるのよ」
タプリス「それは天真先輩に会いに……よいしょっと」
サターニャ「なにその大きいノート」
タプリス「ふふふふ、これに働いてる天真先輩を描くんです!」
タプリス「ウェイトレス姿の天真先輩はレアですからね!しっかり手元に残しておこうと思って!」
サターニャ「写真撮ればいいじゃない」
タプリス「それが、以前きわどいアングルで撮影してたことがバレてしまって……」
タプリス「カメラを没収されたので、せめてスケッチをと……」グスッ
サターニャ「その執念が怖いわ」
タプリス「天真先輩にめちゃめちゃ怒られました」メソメソ
サターニャ「あんたってガヴリールと仲良いの?」
タプリス「もちろんです!天使学校の時はとっても可愛がってもらってました!」
タプリス「今はちょっとなおざりですが……」
サターニャ「じゃあガヴリールにとってあんたは大切な存在なのよね?」
タプリス「当然です!」フンス
サターニャ「ふぅーーん……」
サターニャ(そうだわ!こいつを人質にとればガヴリールも言うこと聞くんじゃ!)
サターニャ「ガヴリール見なさい!」グイ
タプリス「ふぇ?」
ガヴリール「んあ?」
サターニャ「あんたが私に忠誠を誓わないなら、この天使の鼻にタバスコを突っ込むわ!」
タプリス「ひぃぃぃ!?やっぱりこの人恐ろしい悪魔じゃないですか!!」
サターニャ「さあ!後輩天使をかけて勝負よ!」
タプリス「私をかけないでください!!」
ガヴリール「とりあえず鼻に突っ込むのは汚いからやめろ」
ガヴリール「なんでタプリスを巻き込むんだよ」
サターニャ「後輩が可愛いなら勝負を受けなさい!」
タプリス「ん?天真先輩が私をかけて悪魔と戦う……」
タプリス「天真先輩が私を……」ぽわー
タプリス「天真先輩が……」ぽわー
タプリス「先輩……」ぽわー
タプリス「天真せんぱぁい、助けてくださぁい。うへへへへ」デレデレ
サターニャ「なにこいつ、いきなり締まりのない顔つきになったわね……」
ガヴリール「良かったなタプリス。サターニャに遊んでもらえて」
ガヴリール「じゃ、私、接客とかまだあるから」スタスタ
タプリス「えっ……」
サターニャ「なによあんた全然大事にされてないじゃない」ポイ
タプリス「そんなぁ!?」ガーン
タプリス「もっと私に構ってくださいよ!!」
サターニャ「ガヴリール!アイスココアを持ってきなさい!」
ガヴリール「マスターお願いします」
マスター「ええっ……私かい?」
マスター「あの子は天真くんに持ってきて欲しいんじゃないかな」
ガヴリール「私がイヤなんで」
マスター「そ、そうなんだね」
マスター(やっぱり仲悪いのかなぁ)
マスター「お待たせ致しました。アイスココアです」
サターニャ「あんたはお呼びじゃない!」
マスター「お呼びでない……!」ガーン
サターニャ「ガヴリールが持ってきなさいよ!」
ガヴリール「なんで私なんだよ。これでも忙しいんだけど」
タプリス「私達のほかにお客さんいないのにですか?」
マスター「うっ……!」ガーン
ガヴリール「暇をつぶすのに忙しいんだよ」
マスター「暇……!」ガーン
ガヴリール「いいからさっさと飲めよそれ。氷溶けるぞ」
サターニャ「ガヴリールが出したものじゃなきゃ飲まないわ」
ガヴリール「意味がわからん」
サターニャ「あんたが持ってきた方が美味しいもの」
ガヴリール「…………っ、なんだよそれ」
ガヴリール「ほら、アイスココアお持ちしました!」
サターニャ「よろしい」
サターニャ「ん〜、美味しいわ!やっぱりガヴリールが運んだ飲み物は最高ね」
ガヴリール「アホかほんと」
タプリス「あのぉ、目の前でいちゃいちゃするのやめてもらえませんか」
マスター「」
タプリス「はわぁ!?」
サターニャ「どうしたのよ?」
タプリス「あ、あわわわわ……!てんましぇんぱい……」
ガヴリール「どうした。そんな青くなって」
タプリス「おサイフ忘れましたぁ〜〜」グスグス
ガヴリール「はぁ?」
タプリス「うぇぇぇん、取りにいっでぎまず!ごめんなざい〜!」
ガヴリール「あー」
ガヴリール「いや……いいよタプリス。今日の分は私がごちそうしてやるから」
タプリス「ふ、ふぇぇぇ?」グス
ガヴリール「たまにはいいだろ。今度は忘れんなよ」
タプリス「せ、せんぱぁい……!」ギュッ
サターニャ「…………」
サターニャ「あんた、意外と後輩には優しいのね」
ガヴリール「私はいつだって分け隔てなく優しいんだが」
サターニャ「ふーーん」
サターニャ「ふーーーーーーん」
ガヴリール「なんだよ……」
サターニャ「いい作戦を思いついたわ」
サターニャ「眠ってるガヴリールに恥ずかしい事を言わせて弱みを握るのよ!」
サターニャ「そうとなればさっそくガヴリールの家に忍び込むわ!」
【ガヴリール宅】
魔方陣「」シュワワワワ
ガヴリール「ZZZ」
サターニャ「くくくく、熟睡してるわね」
ガヴリール「うぅん」
サターニャ「可愛い寝顔だわ」パシャパシャ
サターニャ「よし、さっそく……」コソコソ
サターニャ「私は、ガヴリール、です」ボソ
ガヴリール「私は、ZZZ……ガヴリール、です」
サターニャ「よし!」
ガヴリール「よし……」
サターニャ「ラフィエルのばーか」
ガヴリール「ラフィエルの、ばーか」
サターニャ「おお」
サターニャ「ヴィネットのばーか」
ガヴリール「ZZZ……ヴィーネの、ばか」
サターニャ「面白いわね」
サターニャ「サターニャ」
ガヴリール「サターニャの、ばーか……ZZZ」
サターニャ「ばーかまでは言ってないでしょ!」イラッ
サターニャ「……なんでも言うのかしら」
サターニャ「サターニャ」
ガヴリール「サターニャ……」
サターニャ「大好き」
ガヴリール「だいすけ」
サターニャ「誰よ」
サターニャ「だ・い・す・き!」
ガヴリール「だいすき、ZZZ」
サターニャ「お、おお……!」
サターニャ「サターニャ、大好き」
ガヴリール「サターニャ……大好き……」
サターニャ「サターニャ、愛してる」
ガヴリール「サターニャ……愛してる……」
サターニャ「あ、愛してるって……!」
サターニャ「でへへへへへへ。ガヴリールが私のこと愛してるって〜。でへへへ」
サターニャ「サターニャ、一生離さない」
ガヴリール「さたーにゃぁ……ZZZ」
サターニャ「でへへへへへ」
そんなことしなくても…///パターンかこれは?
一応支援
【翌朝・教室】
サターニャ「ガヴリール!あんたの弱みを握ったわ!」
ガヴリール「んあ?」
サターニャ「これを聞きなさい!」
ガヴリール『サターニャ……好き』
ガヴリール「!?」
ガヴリール『サターニャ、愛してる』
サターニャ「くくくく、早朝に忍び込んであんたに恥ずかしい寝言を言わせる」
サターニャ「最高に知的な悪魔的行為ね!」
ガヴリール『さたーにゃぁ、好きぃ、大好きぃ……ZZZ』
サターニャ「どう!?恥ずかしいでしょ!羞恥に悶えなさい!」
ガヴリール「…………」
サターニャ「なに固まってんのよ」
ガヴリール「いや、恥ずかしいよ……すごく」
サターニャ「そうでしょ!」
ガヴリール「言わされてる私もだけど、そんなセリフを言わせるお前も恥ずかしい」
サターニャ「はわぁ!?」
ガヴリール「え、なにこれ、もしかして私、遠回しに告白されてんの?」
ガヴリール「私にこんな言葉言われたいってこと?」
サターニャ「言われたくないわよ!気持ち悪いじゃない!」
ガヴリール「そう?ならいいけど」
サターニャ「ぐ、ぐうううううう」
サターニャ「今日は勘弁してやるわ!覚えてなさいガヴリール!!」
サターニャ「じゃなかった、この事は忘れなさい!ガヴリール!」
ガヴリール「しばらく忘れられないだろこんなん」
【サタニキア邸】
サターニャ「否定しなきゃよかった」ズーン
サターニャ「いやもう自覚してるわよ流石に」
サターニャ「好きよ。ガヴリールのこと大好きに決まってんじゃない」
サターニャ「いつだって構ってほしいわよ」
サターニャ「でも本人に言えるわけないでしょ!?」
サターニャ「あああああああああのまま好きってことにしておけばよかったああああ」
サターニャ「すーはー、すーはー」
サターニャ「ガヴリール、私あなたのことが」
サターニャ「すすすすすす」
サターニャ「すす、すぅ、すぅ……」
サターニャ「すううううううう」
サターニャ「い、言えない!」
サターニャ「んあー!!胸がモヤモヤするううううう」
サターニャ「練習ですらこんな状態じゃ告白なんて無理じゃない……」
サターニャ「……」チラッ
サターニャの携帯「」
サターニャ「もしかして、文章だったら平常でいられるのかしら……」ピッピッ
サターニャ「ガヴリール、す、き」ピコピコ
ピッ
サターニャ「あっ」
サターニャ「ああああ送っちゃった!?」
サターニャ「がががガヴリールに送っちゃった」ダラダラダラ
サターニャの携帯「」ヴヴヴヴ
サターニャ「」ビクッ
ガヴリール『サターニャ』
ガヴリール『どういうこと?これ』
サターニャ『すき焼きと間違えたのよ!!』
ガヴリール『なにすき焼きって』
サターニャ『急に食べたくなったの!』
ガヴリール『ふーん』
ガヴリール『じゃあ、とりあえずおまえんちいくわ。肉持って』
ガヴリール『ワリカンな』
ジュー
ジュー
サターニャ(なにこの状況)モグモグ
ガヴリール「美味いな」
サターニャ「うん」
サターニャ(ガヴリールと二人で、すき焼き食べてるわ)モグモグ
ガヴリール「あのさあ」
サターニャ「なに?」
ガヴリール「お前私のこと好きなの?」
サターニャ「ぶっ!!」
ガヴリール「おい!?噴き出すなよ!!」
サターニャ「そんなわけないじゃない!」
ガヴリール「そこらへんの具材全部お前が食えよ」
サターニャ「わわわわ私はすき焼きを食べたかっただけで!」
サターニャ「ででででも食材買ってくるの面倒だし?ガヴリールをパシリに使ってやろうと思っただけよ!」
サターニャ「決してガヴリールを好きとかじゃないんだから!」
サターニャ「私の策にまんまと引っかかったわねガヴリール!思い通りパシリにしてやったわ!」
ガヴリール「あっそう」モグモグ
ガヴリール「まあ別にいいけど」モグモグ
サターニャ「?」
サターニャ「あれ?」
サターニャ「なんかあんたの肉と私の肉の色違くない?」
ガヴリール「ん?これ?」
ガヴリール「これね、和牛なんだ」
サターニャ「はぁ!?」
ガヴリール「ワリカンな」
サターニャ「ふざけんじゃないわよ!」ムキー
サターニャ「よこしなさいガヴリール!」
ガヴリール「こっち来んな!和牛のダシ出てるんだからお前もいい思いしてるだろ!」ギャーギャー
サターニャ「確かにいつもより美味しいわよ!でもそんな事で納得できる訳ないでしょ!!」ギャーギャー
サターニャ「全くガヴリールの食い意地はどうしようもないわね」
サターニャ「それを逆手にとって、今度はお弁当を作ったわ!」
サターニャ「これに魔界通販の商品を入れて、ガヴリールに食べさせれば……くくく!」
サターニャ「明日が楽しみね!」
サターニャ「ガヴリール、お弁当を作ったわ。食べなさい!」
ガヴリール「……………」
ガヴリール「…………サターニャ」
サターニャ「な、なによ?」
ガヴリール「そんな怪しいもん私が食べると思うか?」
サターニャ「あ、あああやしくないわよ!」
ガヴリール「どもるな」
サターニャ「食べなさい」
ガヴリール「いらない」
サターニャ「食べてよ」
ガヴリール「結構です」
サターニャ「ガヴリール!」
ガヴリール「学食でも行くか……」
サターニャ「がゔりぃるぅ〜〜」グスグス
ガヴリール「……あー、もー」
ガヴリール「じゃあとりあえず見るだけ見るわ」パカッ
ガヴリール「意外と綺麗だな」
サターニャ「おいしそうでしょっ!ちゃんと海苔もコウモリ型に切ったんだから」
ガヴリール「ふーん」
ガヴリール「サターニャ、あーん」
サターニャ「!?」ビクッ
ガヴリール「あーん」
サターニャ「あ、あんたが食べなさいよ」
ガヴリール「私からあーんなんて、この先たぶん無いぞ?この機を逃していいのか?」
サターニャ「う、ううう」
ガヴリール「あーん」
サターニャ(ガヴリールのあーん……!)
サターニャ「でへへへへ」パクッ
サターニャ「し、しまったああああ!」
ガヴリール「ばかめ」
サターニャ「あわわわわ、ガヴリールからあーんされて舞い上がっちゃったわ」
サターニャ「いや、舞い上がってなんかっ」
サターニャ「うへへへ、毒味役にされたとは言えうれしいー」
サターニャ「嬉しくないわよ!!」
ガヴリール「どうしたんだお前……」
ガヴリール「何を入れたんだ。正直に言え」
サターニャ「あうあう、ホンネデシャベールって薬で、効果は」
ガヴリール「あ、商品名でわかったからもういいよ」
サターニャ「最後まで喋らせなさいよ!」
ガヴリール「それで、こんなものを食べさせてどうするつもりだったんだ?私の弱みでも喋らせようと?」
サターニャ「ち、違うわよ!!私が作ったお弁当が美味しいかどうか本音で聞きたかっただけで……」
ガヴリール「……」
サターニャ「ぐわばっ!?いや、これはちがっ!違わないわよ!!」
ガヴリール「」パク
サターニャ「へぁ?」
ガヴリール「もぐもぐもぐ」
ガヴリール「」ゴクン
ガヴリール「……うまいよ」
サターニャ「……あ、ふああああああ」
サターニャ「ほんとっ?本当に美味しい?」
ガヴリール「うん。美味しい」
サターニャ「やった、やったやった!」
サターニャ「嬉しいわガヴリール!」
サターニャ「もっと食べて!」
ガヴリール「うん」モグモグ
サターニャ「美味しい?」
ガヴリール「…………」モグモグ
サターニャ「また作ってほしい?」
ガヴリール「…………」モグモグ
サターニャ「ガヴリール?ねえ」
ガヴリール「…………」モグモグ
サターニャ「なんで喋らないのよ、寂しいじゃない!」
ガヴリール「本音で喋りたくなければ黙っていればいいかなって」
サターニャ「ガヴリール!!!!」イラッ
サターニャ「ガヴリール達と遊ぶわ!」
サターニャ「ガヴリールはどうせゲームばっかりやっているだろうから、夢中になっているところを邪魔してやる!」
サターニャ「イラつかせて心を揺さぶる。なんて恐ろしい作戦なのかしら!」
ヴィーネ「そろそろ晩御飯作るわね」
ガヴリール「よろ〜」
ラフィエル「お手伝いしますよ」
サターニャ「あ、私も手伝う」
ヴィーネ「サターニャは…………台所3人だと狭いから今回は座っててね」
サターニャ「なんか違う理由で断られた気がするんだけど」
ヴィーネ「ラフィとあなたが合わさると調理実習の二の舞になりそうだから」
ラフィエル「私その場にいなかったので、再現してくださるとありがたいのですが……」
ヴィーネ「もうたくさんよ……」
ラフィエル『今日は何を作るんですかー?』キャッキャ
ヴィーネ『今日はね〜』ウフフ
サターニャ「…………」
ガヴリール「あーくっそこいつ硬いな」ピコピコ
サターニャ(あれ、今ならラフィエルもヴィネットもいない)
サターニャ(邪魔するチャンスだわ)
サターニャ「ガヴリールぅ〜!ゲームしてないで構いなさいよぅ」ギュ
ガヴリール「あっこらサターニャ抱きつくな」ピコピコ
サターニャ「ガヴリールが構ってくれるまで離さないもーん」
サターニャ「ガヴリールの太ももに頭乗せちゃおっ」ゴロゴロ
ガヴリール「もー、サターニャうっとおしい」
サターニャ「でへへへへへ」デレデレ
ラフィエル「……」
ヴィーネ「……」
サターニャ「!?」
サターニャ「あ、あんた達いつの間に戻ってきたのよ!?」
ヴィーネ「サターニャってガヴと2人の時はそんな感じなんだ……」
ラフィエル「別人じゃないですか」
ガヴリール「ちょっと引くよな」
サターニャ「引かないでよ!?」ガーン
ヴィーネ『サターニャはこれの盛り付けをお願いね』
サターニャ『悪魔的センスで完璧な仕上がりにしてやるわ!』
ヴィーネ『悪魔的センスってなんなのかしら……私も参考にした方がいいのかな』
ラフィエル「あのー、ガヴちゃん」
ガヴリール「ん?」
ラフィエル「最近のサターニャさん、ガヴちゃんに接する態度が変わってきてませんか?」
ラフィエル「もしかしてサターニャさんって……」
ガヴリール「ああ、多分私の事が好きなんだろうな」
ラフィエル「ですよね」
ガヴリール「悪魔が天使に惚れるとかほんとバカだよな」
ラフィエル「それってガヴちゃんも、ですよね?」
ガヴリール「さぁ?」プイ
ラフィエル「天使が悪魔に惚れるのはいいんでしょうか」ニコニコ
ガヴリール「別にいいんじゃないの」
ラフィエル「好きって言ってあげないんですか?」
ガヴリール「はぁ?なんで?言わない」
ラフィエル「どうして?」
ガヴリール「だって……」
ガヴリール「あいつがちゃんと私に好きって言ってないんだから、私が言うわけないじゃん」
ガヴリール「先に言うと、なんか、負けた気がするじゃん」
ラフィエル「ガヴちゃんもサターニャさんと同じぐらい負けず嫌いですからねー」
ガヴリール「ちがうし」
ラフィエル「大好きなくせに、そうやって受け身のままだとサターニャさんを取られちゃいますよ?」
ガヴリール「誰にだよ」
ラフィエル「誰かにですよ。サターニャさん可愛いじゃないですか」
ガヴリール「なんでそんな焚き付けてくんの……」
ラフィエル「私の大好きな親友が恋を知って寂しくなっちゃって?」
ガヴリール「こ、恋って……!」
ラフィエル「まだ誰のものでもないガヴちゃんぎゅーーーー」ムギュ
ガヴリール「んああ、柔らか」
サターニャ「!?」
サターニャ「ちょっとラフィエル!」
サターニャ「ガヴリールにセクハラしてんじゃないわよ!」バッ
ラフィエル「あらら、ガヴちゃん取られちゃいました」
サターニャ「全くもう」ギュ
ガヴリール「うわ……こっちも柔らか」
サターニャ「無い乳コンプレックスのガヴリールがあんたに胸を押し付けられたら、ショックで泣いちゃうでしょ!」
ガヴリール「お前おっぱい引きちぎるぞ」
ラフィエル「もー、お二人のイチャイチャうざいです」
サターニャ「な、なに言ってんのよ!」
ラフィエル「仕方ないのでヴィーネさんで遊んできます!」プイ
ラフィエル『ヴィーネさーん』
ヴィーネ『おいこら、胸を押し付けるな』
サターニャ「全くもう、ラフィエルは……イチャイチャなんて」
ガヴリール「してるだろ。こんな密着してんだし」
サターニャ「へぁあ!?」バッ
ガヴリール「……別に離れなくてもいいじゃん」
サターニャ「え?そ、そう?」
ガヴリール「さっきのさ、ラフィに対しての態度って」
サターニャ「うん?」
ガヴリール「嫉妬?」
サターニャ「は、はぁ!?そんなわけないでしょ!」
ガヴリール「サターニャ。何度か聞いてるけど、もう一度聞くよ」
サターニャ「な、なに」
ガヴリール「私のこと、好きなの?」
サターニャ「な、ななななな!?」
ガヴリール「私からは絶対言わない。言うなら、お前から言え」
サターニャ「えっ、えっ?」
ガヴリール「わたし、これでも待ってるんだぞ……」
サターニャ「う、うそ……だってそんなそぶり……」
ガヴリール「お前が言わないなら、私も知らない」プイ
サターニャ「そんなのずるい……」
サターニャ「うう〜〜〜〜〜〜〜〜」
サターニャ「……………………」カァァ
ガヴリール「サターニャ顔真っ赤」
サターニャ「うるさいわね!」
サターニャ「あんただって、真っ赤じゃない……」
ガヴリール「そんなことないし」プイ
サターニャ「なんで、なんでそんなに可愛いのよ……」
サターニャ「好き。大好き」
サターニャ「どうしようもなく、好き」
ガヴリール「私もだよ、サターニャ」
サターニャ「〜〜〜〜〜〜〜!!」
サターニャ「…………ずるい」
ガヴリール「あはは、やった。私の勝ち」
サターニャ「もー!いつになったらガヴリールに勝てるのよー!」
ガヴリール「サターニャ、これ返す」
サターニャ「私のガヴリール写真集!」
ガヴリール「今後はあまり変なの撮るなよ」
ガヴリール「半裸のは捨てたから」
サターニャ「ええ!?」ガーン
サターニャ「なんで捨てちゃうのよー!」
ガヴリール「当たり前だろこの変態!」
サターニャ「その変態を受け入れたのはあんたよ!!」
サターニャ「うう、いいアングルで撮れたのに……」
ガヴリール「アホか」
ガヴリール「……そんなの、しゃ、写真じゃなくて、本物を見れば、いいだろ……」
サターニャ「ぶほぁっっ!!!!」
完
可愛かった乙
何処にガヴの半裸写真捨てたか教えてくれ
原作のお陰で胃がキリキリしてるのに見ちまったよ、まぁ乙
ラフィーネのもうちょっとだけ
見せて欲しかったな〜とりあえず乙
まーた他カプsageガヴサタageの糞SSかよ
ガヴサタ厨ってゴミクズばかりだな
ガヴサタになるとガヴのキャラがいつも気持ち悪くなるな
昼間からずっと張り付いてはID変えてスレ荒らし、悲しい奴だな
SSはすごく良かった、両思いガヴサタは大好物
申し訳程度のラフィーネ
全くその辺りの配慮がないうかみよりはマシって程度か
ガヴサタSSに限らずラフィーネハブを助長するSSが増えてきたなぁ
ラフィサタはさっき別スレに見たから、ラフィはまだマシだが
こんなん書いてて気分いいの?
乙
末尾pは無視しておk
ガヴとサターニャをメインにしたSSを書いてるんだから二人がメインでおk
ラフィやヴィーネをメインにして書いてるSSならラフィやヴィーネがメインでおk
作者は金貰って書いてるわけじゃない、自分の描きたいもの好きなもの書けばおk