【東京聯合ニュース】同志社大(京都市)は14日、韓国で国民的な人気を誇る詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ、1917〜1945)に「名誉博士号」を授与することを決めたと発表した。同大が故人に名誉博士号を授与するのは開学以来初めて。
大学関係者は名誉博士号の授与について、同大在学中に逮捕され、その後獄死した尹東柱を守れなかった自責の念が込められた特別な決定だと説明した。
授与式は没後80年の命日にあたる来年2月16日に催される。尹東柱のおいの尹仁石(ユン・インソク)成均館大名誉教授らが訪日して、式に出席する。
この日は尹東柱没後80年・詩碑建立30周年の記念行事と献花式も行われる。同大の今出川キャンパスには1995年、尹東柱の代表作「序詩」を刻んだ詩碑が建てられた。
尹東柱は1942年に日本に渡り、立教大や同志社大で学んだ。ハングルで詩をつくったとして同志社大在学中に治安維持法違反の疑いで逮捕され、44年に懲役2年の刑が確定。45年2月16日に福岡刑務所で獄死した。
聯合ニュース 2024.12.15 10:03
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