ミスター女子プロレス≠アとLLPWーX率いる神取忍(60)が、団体のアジア進出をもくろんでいる。
自身の記念興行「還暦祭り」(18日、東京ドームシティホール)は氣志團が熱唱するなど多くのゲストが登場。メインで敗れた神取だったが「まだ起き上がりますよ。これからも突っ走っていきます」と力強く語った。
神取は1986年8月にジャパン女子でデビューし、これまで一度も引退せずに還暦を迎えた。まだまだ元気があり余っており「これからも誰もやったことないことをしたいから、今LLPW―Xの試合ができる常設会場をつくりたいと思ってるんだよ。みんながそこで戦うことによって、プロレスや他のエンタメも盛り上げていきたい。これは生涯のうちに成し遂げたいこと」と大きな目標を掲げた。
さらには海外進出も考えている。「プロレスが広まっていない国でも、こんな素晴らしいものがあるんだって多くの人に知らせたい」と目を輝かせる。ジャパン女子時代にはジャッキー佐藤とメキシコ遠征に出向いたことがあり、LLPWとJWPの抗争中にも米国大会を経験している。
「何十年も試合で行けてないけど、世界中にはまだまだ強いヤツはいるし、世界に視野を広げるのも楽しそうだよね」
最初の候補地が韓国だ。「全日本女子プロレスが倒産した時に試合映像の権利を売ったらしくて、なぜか力道山グループが持ってたの。それが海外に流れて、北斗晶との試合とかが韓国で人気だったみたい。コロナの前に旅行に行ったら、サムゲタン屋さんの壁に自分の写真が貼ってあったんだよ。知ってくれてる人もいるみたいだから、韓国から攻めていくのも話題になるかなと思ったりね」とニヤリ。新たな挑戦へ歩みを進める。
東スポ 2024年11月19日 06:00
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