キャンベル米国務副長官は18日、バイデン政権が進めた日米韓の協力関係強化は「アジアに最も安定をもたらす」ものだとして継続の必要性を訴え、トランプ次期政権への「引き継ぎリストの最優先事項」だと述べた。
国務省は18日、ブリンケン長官が17日に次期長官候補のルビオ上院議員と電話し、円滑な政権移行について話し合ったと発表した。
キャンベル氏はワシントンのシンクタンクのイベントで「インド太平洋地域への根本的な関与を変えることは米国の戦略的利益に反する」と話した。対北朝鮮外交に関し、バイデン政権が対話を試みたが「無駄骨」に終わり「外交的関与は皆無だった」と認めた。
「対北朝鮮外交の基本は朝鮮半島の非核化だということを忘れてはならない」とも強調。金正恩朝鮮労働党総書記と直接対話を模索し、核保有国と認めかねないとの見方もあるトランプ次期大統領をけん制した。(共同)
産経新聞 2024/11/19 07:40
https://www.sankei.com/article/20241119-SFEH2R37XFIU3I3BRU75HQXZ4Y/