米ネットワーク『ESPN』は公式インスタグラムで17歳の逸材を取り上げた。チャン・ツーユウが先のU-18女子アジアカップで相手を圧倒する様子を複数の画像で伝え、「彼女は世界でもっとも背が高い女性のひとりで、FIBAのU-18大会でも支配的な活躍をみせてきたが、パリオリンピックには出場していない。自国の18歳という年齢条件を満たしていないからだ」と説明している。
これにアメリカのスポーツファンが続々と反応した。
「中国は間違いなく金メダルが獲れたのにな」
「すぐにでもWNBA(女子NBA)に来て!」
「ヤオ・ミンの親戚に違いない」
「デカすぎるだろ!」
「まったくもってクレイジー」
「フェイクニュースだろ?」
「誰が彼女に勝てるんだよ!」
「まさに万里の長城だね」
「次のロス大会では大注目だね」
「ジャンプする必要なくない?」
「ダンクはまだできないみたいだ」
「動画も観たけど想像していたより動きはスムーズなんだ」
「中国のスケボーは11歳で出てるのになぁ」
などなど、驚きとともにさまざまな意見が寄せられている。
チャン・ツーユウは中国バスケ界が6月のU-18女子アジアップで、満を持して国際デビューさせた秘密兵器だ。現地メディアによると「父親のチャン・レイは身長213センチで済南の軍隊クラブでプレー。母親のユ・インもプロで身を立てた元選手で、こちらも身長は198センチに達していた。小学1年生で160センチまで伸び、小学校卒業時点ですでに210センチを超えていたのだ」という。
U-18女子アジアカップではチームの準優勝に貢献し、大会MVPを受賞した。5試合に出場して1試合平均で35.0得点を叩き出し、なんと決定率は71.4%をマーク。リバウンドも1試合平均で12.8回を記録した。最大のハイライトは1次ラウンドの日本戦で、大会新記録となる44得点をひとりで挙げて、驚異の決定率90.9%を叩き出している。
中国バスケットボール協会としては、18歳の年齢制限もあるが、チャン・ツーユウを大事に育てていくプランがあるようだ。スポーツメディア『捜狐体育』は「A代表に入れるべきだという意見が多いが、明らかに時期尚早である。実はまだ彼女の身長は伸びており、完成された身体ではない。練習では膝や足首への負担を減らすことと、周囲の選手の怪我防止もあってジャンプが禁止されている。体力やディフェンス技術など改善すべき課題も少なくない。中国バスケ界は周囲の声に惑わされることなく、貴重な人材を慎重に育てていくべきなのだ」と論じている。
ちなみに実際の身長に関しては「220」「223」「226」「228」など日替わりで情報が錯綜したが、チャン・ツーユウ本人が正解を明かしている。報道陣に質問に対して「228センチもありませんよ(笑)。みなさんが思っているほどではなくて、せいぜい223か224センチくらいです」と答えた。
【動画】223cmのチャン・ツーユウが叩き出した「圧巻44得点」をFIBA公式が全公開!
THE DIGEST 2024.07.31
https://thedigestweb.com/basketball/detail/id=83927?open=on
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