香港紙・明報は3日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がアジアの拠点を香港からシンガポールに移し、
香港の人員を大幅に削減すると報じた。中国・香港両政府による統制強化が影響しているとみられる。
香港の記者や編集者の一部はアジア各地に異動し、多くは解雇されるという。
当局の統制が強まる中、米欧企業が地域拠点を香港から移す動きが出ている。
香港では3月に外国勢力の干渉を取り締まる国家安全条例が施行され、海外メディアへの影響が懸念されている。
(香港支局 鈴木隆弘)
2024/05/04 19:29
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240504-OYT1T50056/