2023年06月05日 09:31
5月27日、東京都千代田区の連合会館で討論集会「日韓『政治決着』のその先へ―強制動員問題の解決を求めて」(主催=「強制動員問題解決と過去清算のための共同行動」、ノーハプサ(合祀))が開催された。集会は同日オンラインでも配信された。
今年3月、南朝鮮政府が、強制徴用被害者らへの賠償を南朝鮮の財団が肩代わりする解決策を提示して以降、シャトル外交の再開と貿易規制の解除、GSOMIAの正常化など南・日関係は「急展開」をみせている。しかし、南・日政府が「政治決着」をしようと目論む強制徴用問題は、解決はおろか、被害者や遺族らの間にも分断状況を招いているのが現状。5月末までに、大法院判決を受けた原告のうち被害当事者1人、被害者遺族10人が財団から賠償金相当額を受領したが、依然として3人(被害当事者2人、遺族2人)は解決策を拒否している。
集会は、問われるべき日本の国家および企業責任を問うことなく進む南・日の動きに対し、真に求められる解決のあり方とはどのようなものかについて、考えようと企画された。
https://chosonsinbo.com/jp/2023/06/05-95/