国際人権団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」(HRW)は4日、中国西部・新疆ウイグル自治区の警察が情報技術を駆使して、
少数民族ウイグル族のスマートフォンを大規模に監視してきた、とする報告書を公表した。
イスラム教の聖典コーランのアプリをダウンロードしただけでも、尋問される可能性があるとしている。
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https://www.asahi.com/articles/photo/AS20201014002764.html?oai=ASR536FFCR51UHBI034&ref=yahoo
HRWは新疆の当局が収集していたとみられるシステム上のデータを入手。
このうち、2017年から9カ月間の約5万件にわたるデータを分析したという。
その結果、新疆の警察が区都ウルムチで独自の監視アプリ「浄網衛士(Jingwang Weishi)」を使い、
約120万台の携帯電話に保存されていた1100万件近くの情報を収集していたことが確認されたという。
浄網衛士は2017年ごろ、地元政府が市民に、スマホにインストールするよう指導してきたアプリ。
市民が閲覧した文章や写真などを、警察が自動的に把握できるようになっていたとみられる。
5/4(木) 7:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/868783e3cac4a5cb2635c3e52f23cdb73d4d4fc5