2023年01月17日、韓国の国土交通部が元喜龍(ウォン・ヒリョン)長官名義で『韓国鉄道公社』(略称「KORAIL」)に対して鉄道安全強化対策を取れ、と業務の是正勧告を出しました(以下はそのプレスリリース)。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。
⇒参照・引用元:『韓国 国土交通部』公式サイト「国土部『鉄道安全強化対策』樹立」
読者の皆さんもご存じかもしれませんが、2022年は、新年早々の01月05日に韓国自慢の高速鉄道KTXがトンネル内で脱線事故を起こすなど、鉄道事故の目立つ年でした。上掲プレスリリースによれば『韓国鉄道』の事故は以下のように推移しています。
2012年も鉄道事故が1年に222件もあったというのがそもそも驚きですが、それも減少傾向にありました。ところが、2020年には40件まで減少したのに「2021年:48件」、「2022年:66件」と増加傾向になってしまいました。
さすがに国土交通部も見逃すことができず、今回の「鉄道安全強化対策」となりました。国土交通部は以下のような問題を指摘しています。
(前略)
そこで、国土交通部は民間鉄道安全専門委員団の現場点検(’22.12~)を行い、数回の専門家および関係機関対策会議などを通じて、『KORAIL』の鉄道安全体系に下記の問題点があると診断した。
①基本的な安全規則が守られず重大事故につながっている
②安全度評価など十分な事前準備なしで勤務体系を変更したり、経験が不足した新入社員が危険な業務を多く担当したりなど、組織管理において安全優先の原則がきちんと守られていない。、
③また、技術の発展と並行する車両の高速化、国民的需要に伴う線路延長の増加など鉄道条件の変化にも、人力中心で車両を整備して施設を維持・保守する旧時代的な方式が維持されている※のが実情である。
※一般鉄道のメンテナンス費用も中の人件費(経費含む)比率は2005年の71% ⇒ 2022年の75%。線路延長に備えた装備はイタリアの1/4水準
④列車の管制が鉄道駅(ローカル管制)、本社などに機能が分散しており、事故および運行障害時の列車運行のコントロールタワーの役割を独立して遂行することが難しい。安全より列車運行をより優先する事例まである。
⇒参照・引用元:『韓国 国土交通部』公式サイト「国土部『鉄道安全強化対策』樹立」
※引用者が要点を抜粋
これが国土交通部から出た公式なプレスリリース内での説明だというのが、驚きです。
基本的な安全規則が守られず、安全度評価など十分な事前準備なしで勤務体系を変更し、経験が不足した新入社員が危険な業務を多く担当し、人力中心で車両を整備して施設を維持・保守する旧時代的な方式で、列車運行のコントロールタワーが一元管理できていない――というのです。
こんな状態でよく鉄道が運行されていると呆れる他ありません。読めば読むほど「韓国の鉄道には乗りたくないなぁ」と思うのではないでしょうか。
これが現状で、それを改善するために安全対策を打ち出したというプレスリリースではあるのですが、それにしても専門家の指摘した「現状」があまりにもお粗末過ぎるでしょう。
また、何度もご紹介しているとおり『韓国鉄道公社』は大赤字でお金もないのです。この先、本当に安全な鉄道運行が可能なのかという疑問も湧きます。
(吉田ハンチング@dcp) 2023.01.18
https://money1.jp/archives/97960
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。
⇒参照・引用元:『韓国 国土交通部』公式サイト「国土部『鉄道安全強化対策』樹立」
読者の皆さんもご存じかもしれませんが、2022年は、新年早々の01月05日に韓国自慢の高速鉄道KTXがトンネル内で脱線事故を起こすなど、鉄道事故の目立つ年でした。上掲プレスリリースによれば『韓国鉄道』の事故は以下のように推移しています。
2012年も鉄道事故が1年に222件もあったというのがそもそも驚きですが、それも減少傾向にありました。ところが、2020年には40件まで減少したのに「2021年:48件」、「2022年:66件」と増加傾向になってしまいました。
さすがに国土交通部も見逃すことができず、今回の「鉄道安全強化対策」となりました。国土交通部は以下のような問題を指摘しています。
(前略)
そこで、国土交通部は民間鉄道安全専門委員団の現場点検(’22.12~)を行い、数回の専門家および関係機関対策会議などを通じて、『KORAIL』の鉄道安全体系に下記の問題点があると診断した。
①基本的な安全規則が守られず重大事故につながっている
②安全度評価など十分な事前準備なしで勤務体系を変更したり、経験が不足した新入社員が危険な業務を多く担当したりなど、組織管理において安全優先の原則がきちんと守られていない。、
③また、技術の発展と並行する車両の高速化、国民的需要に伴う線路延長の増加など鉄道条件の変化にも、人力中心で車両を整備して施設を維持・保守する旧時代的な方式が維持されている※のが実情である。
※一般鉄道のメンテナンス費用も中の人件費(経費含む)比率は2005年の71% ⇒ 2022年の75%。線路延長に備えた装備はイタリアの1/4水準
④列車の管制が鉄道駅(ローカル管制)、本社などに機能が分散しており、事故および運行障害時の列車運行のコントロールタワーの役割を独立して遂行することが難しい。安全より列車運行をより優先する事例まである。
⇒参照・引用元:『韓国 国土交通部』公式サイト「国土部『鉄道安全強化対策』樹立」
※引用者が要点を抜粋
これが国土交通部から出た公式なプレスリリース内での説明だというのが、驚きです。
基本的な安全規則が守られず、安全度評価など十分な事前準備なしで勤務体系を変更し、経験が不足した新入社員が危険な業務を多く担当し、人力中心で車両を整備して施設を維持・保守する旧時代的な方式で、列車運行のコントロールタワーが一元管理できていない――というのです。
こんな状態でよく鉄道が運行されていると呆れる他ありません。読めば読むほど「韓国の鉄道には乗りたくないなぁ」と思うのではないでしょうか。
これが現状で、それを改善するために安全対策を打ち出したというプレスリリースではあるのですが、それにしても専門家の指摘した「現状」があまりにもお粗末過ぎるでしょう。
また、何度もご紹介しているとおり『韓国鉄道公社』は大赤字でお金もないのです。この先、本当に安全な鉄道運行が可能なのかという疑問も湧きます。
(吉田ハンチング@dcp) 2023.01.18
https://money1.jp/archives/97960