【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が9日発表した2020年の1人当たり国民総所得(GNI、暫定値)は3万1881ドル(約350万円)で、前年比1.0%減少した。新型コロナウイルス感染拡大による景気の冷え込みとウォン安ドル高が影響した。減少は2年連続。
韓国の1人当たりGNIは、17年に3万1734ドルと先進国の目安とされる3万ドルを超え、20年まで4年連続で3万ドル台を維持した。
1人当たりGNIは国民が国内外で得た総所得を人口で割ったもので、国民の生活レベルを把握するための指標として用いられる。
一方、韓銀が発表した20年の実質国内総生産(GDP)成長率の暫定値はマイナス0.9%だった。今年3月の発表に比べ0.1ポイント上方修正された。マイナス成長はアジア通貨危機の影響を受けた1998年以来、22年ぶりとなる。
また、19年のGDP成長率の確定値はプラス2.2%で、0.2ポイント上方修正された。
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