![【東日本大震災10年】海外で追悼式や感謝の気持ち伝える催し [3/11] [右大臣・大ちゃん之弼★]->画像>4枚](https://rz.anime-tube.win/pic.php?http://i.imgur.com/AJLpr0B.jpg)
東日本大震災から10年。
海外でも追悼式や感謝の気持ちを伝える催しが行われました。
インドネシア 地元の人たちが追悼式典
2004年のインド洋大津波で16万人以上が犠牲になったインドネシアのアチェ州は、津波災害という共通の経験を持つことから、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県や岩手県などの被災地と交流を続けてきました。
きょう(11日)は、州都のバンダアチェで地元の人たちが追悼式典を開き、州政府の防災担当の職員や東北の被災地を訪問した経験がある人などおよそ30人が海辺に集まって犠牲者を悼みました。
そして、阪神・淡路大震災の復興を願って作られ、東日本大震災の被災地でも広がった日本語の歌「しあわせ運べるように」をこれからもともに復興を進めていこうというメッセージを込めて歌いました。
式典に参加した23歳の大学生は「日本の皆さんと同じ気持ちです。過去の経験から学びましょう」と話していました。
また、インド洋大津波で被災したという男子高校生は「希望を失わず、前向きでいましょうとメッセージを送りたいです。アチェの人の多くは災害への意識が薄れつつあるので、思い出す機会を定期的に持つべきです」と話していました。
中国 日本大使館 追悼の式典
北京にある日本大使館では追悼の式典が行われ、垂 秀夫大使や中国政府で災害支援を担当する職員など20人余りが出席しました。
式典では、地震が発生した日本時間の午後2時46分にあわせて、全員で黙とうが行われました。
このあと、当時、駐日大使を務めていた程 永華氏があいさつし、「かつて四川大地震で悲しみを経験し、日本からも支援をいただいた中国国民は、痛みに共感しています。大きな自然災害や新型ウイルスなどの前では人類は運命共同体です」と述べました。
中国政府は、地震発生から3時間後に被災地に救援隊を派遣する用意があることを日本側に伝え、2日後に被災地に入って生存者の捜索にあたりました。
韓国 救助隊の元隊長に感謝状
韓国の救助隊は震災発生の翌日、海外からは最も早く被災地に入り、宮城県で捜索や救助にあたりました。
きょう(11日)は、ソウルの日本大使館が当時、100人余りの隊員を指揮したイ・ドンソン(李東星)元隊長を招き、相星孝一大使が「みずからの危険を顧みず、懸命に救助活動にあたってくれた」と述べ、感謝状を手渡しました。
イ元隊長は「当時は相当な緊張の中で救助活動を行った。日本の救助隊と困難をともにしたことを覚えていてもらい、ありがとうございます」と答えました。
日本大使館は、来週にかけてソウル市内で展示会を開き、当時、韓国で掲げられた、日本の被災地を応援する横断幕や、韓国企業によるボランティア活動などを紹介することにしています。
また韓国外務省の報道官は、きょうの記者会見で「震災で大きな被害や悲しみを経験した遺族の方々、そして日本の国民に対し、もう一度、お見舞い申し上げる」と述べました。
そして「日本の国民がきぜんとして難局を乗り越えていく姿は感銘を与えた。私たちも隣人として痛みを共感してきた」としたうえで、今後も新型コロナウイルスへの対応などで協力し、日韓関係の未来志向的な発展に向けた努力を続けていくとしました。
さらに報道官は、チョン・ウィヨン(鄭義溶)外相が10日、茂木外務大臣にお見舞いのメッセージを送ったことも明らかにしました。
続く。
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NHKニュース 2021年3月11日 19時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210311/k10012910041000.html