実在しない日本語学校「杉並外国語学院」の入学金名目でベトナム人から現金をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策1課は20日、中国籍で東京都豊島区東池袋3、会社社長、趙清龍容疑者(36)を詐欺などの疑いで逮捕したと発表した。同課は、ベトナムにいる同国人約40人から計約4200万円をだまし取ったとみて追及する。 【特殊詐欺、被害者と被害免れた人の違い】
逮捕容疑は、日本語学校が実在するように装って留学希望者を募集し、2019年2〜3月、ベトナム人30人から入学金名目で計約2900万円を趙容疑者が管理する銀行口座に入金させたなどとしている。趙容疑者は黙秘しているという。入学手続きが進まないことから発覚した。
組対1課などによると、18年秋ごろから、ベトナムにいる趙容疑者の知人の中国人が日本への留学希望者の募集を始めたほか、所在地を東京都杉並区として「毎年70%以上の学生が企業に就職」などと宣伝した学校ホームページも作成していた。13〜15年に法務省に開設を申請したものの認可が下りなかったという。詳しい経緯を調べている。【柿崎誠】
11/20(金) 18:25配信 記事元 毎日新聞
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