2020年10月30日、韓国メディア・韓国経済によると、韓国政府が送る大量の緊急速報メールに国民から不満の声が上がっている。
記事によると、韓国では今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で緊急速報メールが急増した。韓国行政安全部と国民災難安全ポータルの統計を分析した結果、今年1月から先月にかけて中央省庁と地方自治体から送られた災害メールは計3万4679件に達している。1日の平均は126件に上り、これは新型コロナ流行前の今年1月の1カ月分の134件に匹敵する。先月2日には1日に781件も送付されたという。
特に、新型コロナ関連の緊急速報メールは時間帯を問わず送信されている。先月3日は計395件のうち51件が午前零時から午前6時の間に送られたという。
睡眠中、運転中、会議中、図書館での勉強中など時を選ばず同じような内容のメールが送られてくるため、国民からは「緊急速報メールの意味が色あせている」との指摘が出ているという。
ネット上にも「あまりにもうるさいからアラームを切った」など不満を吐露するスレッドが掲載され、韓国の国民参加ポータル「国民申聞鼓」の掲示板にも苦情が100件以上殺到している。ただ、一部からは「むしろありがたい。ここまでしてくれる国はないだろう」「もはや緊急速報メールが日常になって、感謝すら感じてる。おかげで(感染危険のある)場所を避けられる」と感謝の声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
Record China 2020年11月03日08時20分
https://www.recordchina.co.jp/b848925-s0-c30-d0127.html