(ワシントン中央社)米国の非営利団体「共産主義犠牲者追悼財団」が先ごろ、新型コロナウイルスをめぐる時系列をまとめた報告書を作成した。報告書は、中国が感染状況を隠匿したことや、世界保健機関(WHO)の盲従がパンデミック(世界的大流行)につながったと指摘する一方で、台湾については「1、2を争う責任ある国家であることが証明された」と称賛。WHOにおける中国の権利を一時的に停止させ、台湾を加盟させるべきとトランプ政権に提言している。
同財団は、共産主義の犠牲者を追悼する記念碑を米国内に建立することを目的に、議会制定法により設立された。同財団のマリオン・スミス事務局長は13日、自身のツイッターに「中国共産党が新型コロナウイルス感染症に関する事実を隠匿し、WHOを自身のプロパガンダの道具にした」とつづり、報告書をシェアした。
報告書では、もし当初、中国が感染状況を隠すのではなく、世界に警告する道を選択していたら、WHOが中国の声明に疑問を抱いていたら、感染者、死者の数は大幅に減らせたはずだとし、WHOは中国にむやみに追従する「役に立つばか」に成り下がってしまったと指摘。同じようなことを二度と発生させないためにも、中国は損害賠償を行い、WHOは調査を受けて改革を行うべきと主張した。
その上で、米国は他国とともに法的手段を用いて中国の責任を問い、賠償要求を提出するべきだとされたほか、武漢で感染症が爆発的に広がったことに関して独立調査を行うよう要求すべきなどとする内容も盛り込まれた。
(徐薇テイ/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/apol/202004150004.aspx
中央社フォーカス台湾 2020/04/15 12:30
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