田辺三菱製薬は12日、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスのワクチン開発に向け、
ウイルスと同形状の植物由来タンパク質(VLP)の作製に成功したと発表した。
現在安全性や有効性を試験で検証しており、8月までにヒトでの臨床試験を開始、21年末までに終了したい考え。
VLPはウイルスと同様の外部構造を持ち、免疫機能によって病気の発症を抑えたり、軽減化するワクチンの原料となる。
同社はこのほどカナダの子会社メディカゴの技術を活用し、植物を使ってコロナウイルスに対応するVLPの作製、抽出に成功した。
植物由来の場合、鶏卵などを用いたケースに比べ、短期間でワクチンを製造することが可能という。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031201568&g=eco