日本酒バー、日本酒バルなど、カジュアルに楽しめる業態も増え、今や若い世代でも愛好家の多い日本酒。その人気は世界にも波及しているようで、このほど、日本酒造組合中央会が発表したところよると、2019年度の日本酒の輸出総額は234 億円を突破し、10年連続で最高記録を更新しているという。
日本酒の輸出金額は過去最高となる総額約234億円(昨対比 105.3%)を記録した。数量では、前年比96.8%となり、量よりも質を求める方が海外のトレンドであることがわかった。
一升瓶(1.8リットル)に換算すると約1400万本。一升瓶(高さ約 40cm)を並べた距離に換算すると約5,600km(東京デンパサール間に相当)に達する計算となる。
中国の伸び率は10年前の約 2,100%と驚異的!
次に、国別で見ていこう。
金額・数量ともに第1位はアメリカとなった。一番堅調に伸びたのは中国(金額ベースで139.4%)。社会背景の余波もあり、韓国が前年比61.5%と落ち込むものの、新興国のブラジルが前年比127.9%と大きく伸長していた。
また、ヨーロッパ諸国の中では金額ベースでドイツが119.6%、イギリスが115.2%の伸びをみせ、醸造所のあるイギリスと日本酒造組合中央会が展示会に出展を重ねてきたドイツでの日本酒認知が高まってきていることを感じさせる数字となった。
アメリカの次に、中国・香港のアジア諸国がランクイン。中でも、中国の伸び率は10年前と比較して約2,100%と驚異的で、現地での日本酒を取り扱う人が増えていることを裏付けた。
出典元:日本酒造組合中央会
構成/こじへい
@DIME
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200311-00010003-dime-int
3/11(水) 12:06配信