専門家の間では、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」が毎年冬が来るたびに流行する季節性ウイルスになる可能性があると指摘する声が上がっている。
これまで、人に感染するコロナウイルスは7種類見つかっており、その大半は風邪のような症状を引き起こす。
そうしたウイルスは季節性で、COVID-19もそれと同様になるのではないかという。
COVID-19と名付けられたこの新型コロナウイルスの感染事例のうち、現在の致死率は約2%、
約20%が重症あるいは重篤とされる。しかし、研究者らはこの新型ウイルスが季節性になる見込みだと指摘している。
つまり春頃に収まり、冬に戻ってくる可能性があるというのだ。
英ロンドン大学クイーンメアリー校でウイルス学を専門とするジョン・オックスフォード教授は
「予測にすぎないが、呼吸器疾患を引き起こす他のコロナウイルスの存在は50年ほど前から知られていて、それらは季節性だ」と指摘。
「それらのウイルスによる感染症は一般的な風邪とまったく同じで、イングランドでも現在、おそらく数千人が感染しているはずだ」
Covid-19がこのパターンに当てはまるかどうかはしばらく様子を見なければならないが、
私の予測では当てはまる、とオックスフォード教授。
Covid-19は、この50年でいずれ「落ち着いて季節性になった」他のウイルスに類似した「特徴を十分に」備えているという。
同教授は、Covid-19のウイルスが季節性のものであれば、次第に「感染者数が減少」し始めるだろうと付け加えた。
季節性で感染者数が減ってくるのに合わせて、キスやハグを控えることはもちろん、
ソーシャルディスタンシング(感染症の拡散を予防するために他者との接触機会を減らすこと)や、手洗いの励行を徹底すれば、
抗ウイルス剤を開発する時間稼ぎにもなるとオックスフォード教授は話し、抗ウイルス剤は「かなり早く完成し得る」と続けた。
「このウイルスが季節性になり、今年の春と夏がウイルスとの闘いに味方してくれ、大きな成果につながることを望んでいる」
「春が近づくにつれ、問題はウイルスではなく自分次第になってくるだろう。生活習慣を変えれば、ウイルスの拡散と感染を抑えられる」
一方、英インペリアル・カレッジ・ロンドンのウイルス学の助教授、マイケル・スキナー博士は「第2波の流行が起きる可能性は除外できない」と主張する。
「夏にかけて勢いが落ちるかもしれないが、第2波の流行が起きるというのが大方の予想だと思う。
インフルエンザにも第1、第2、第3の波があることは一般的で、2009年も第2波まであった」
スキナー博士はすべて推論だとした上で、「全員が感染して免疫ができれば別だが、このウイルスが消えるとは考えにくい」と指摘。
「つまり、第1波では感染を免れた人も、第2波で感染する恐れがある」
ただし、「予想としては、いずれ、と言っても数年はかかるかもしれないが、収束するはずだ。
その点では、一般的な呼吸器疾患を引き起こす感染症と同じだ」として、「数年後には、このウイルスの存在を私たちは受け入れるようになるだろうが、
性質が変化してあまり大きな問題にはならないかもしれない」とスキナー博士は述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200303-00010000-clc_teleg-eurp
これまで、人に感染するコロナウイルスは7種類見つかっており、その大半は風邪のような症状を引き起こす。
そうしたウイルスは季節性で、COVID-19もそれと同様になるのではないかという。
COVID-19と名付けられたこの新型コロナウイルスの感染事例のうち、現在の致死率は約2%、
約20%が重症あるいは重篤とされる。しかし、研究者らはこの新型ウイルスが季節性になる見込みだと指摘している。
つまり春頃に収まり、冬に戻ってくる可能性があるというのだ。
英ロンドン大学クイーンメアリー校でウイルス学を専門とするジョン・オックスフォード教授は
「予測にすぎないが、呼吸器疾患を引き起こす他のコロナウイルスの存在は50年ほど前から知られていて、それらは季節性だ」と指摘。
「それらのウイルスによる感染症は一般的な風邪とまったく同じで、イングランドでも現在、おそらく数千人が感染しているはずだ」
Covid-19がこのパターンに当てはまるかどうかはしばらく様子を見なければならないが、
私の予測では当てはまる、とオックスフォード教授。
Covid-19は、この50年でいずれ「落ち着いて季節性になった」他のウイルスに類似した「特徴を十分に」備えているという。
同教授は、Covid-19のウイルスが季節性のものであれば、次第に「感染者数が減少」し始めるだろうと付け加えた。
季節性で感染者数が減ってくるのに合わせて、キスやハグを控えることはもちろん、
ソーシャルディスタンシング(感染症の拡散を予防するために他者との接触機会を減らすこと)や、手洗いの励行を徹底すれば、
抗ウイルス剤を開発する時間稼ぎにもなるとオックスフォード教授は話し、抗ウイルス剤は「かなり早く完成し得る」と続けた。
「このウイルスが季節性になり、今年の春と夏がウイルスとの闘いに味方してくれ、大きな成果につながることを望んでいる」
「春が近づくにつれ、問題はウイルスではなく自分次第になってくるだろう。生活習慣を変えれば、ウイルスの拡散と感染を抑えられる」
一方、英インペリアル・カレッジ・ロンドンのウイルス学の助教授、マイケル・スキナー博士は「第2波の流行が起きる可能性は除外できない」と主張する。
「夏にかけて勢いが落ちるかもしれないが、第2波の流行が起きるというのが大方の予想だと思う。
インフルエンザにも第1、第2、第3の波があることは一般的で、2009年も第2波まであった」
スキナー博士はすべて推論だとした上で、「全員が感染して免疫ができれば別だが、このウイルスが消えるとは考えにくい」と指摘。
「つまり、第1波では感染を免れた人も、第2波で感染する恐れがある」
ただし、「予想としては、いずれ、と言っても数年はかかるかもしれないが、収束するはずだ。
その点では、一般的な呼吸器疾患を引き起こす感染症と同じだ」として、「数年後には、このウイルスの存在を私たちは受け入れるようになるだろうが、
性質が変化してあまり大きな問題にはならないかもしれない」とスキナー博士は述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200303-00010000-clc_teleg-eurp