|全州韓紙の簾職人、伝統文化殿堂、韓紙産業支援センター、国立無形遺産院、韓紙製造工場などで韓紙を体験
|ルーブルのザビエル・サーモン学芸長、全州韓紙の優れた品質と復元力に感服、世界の紙の主役として期待
(写真)
![【韓国】全州の伝統韓紙、世界市場への輸出に『青信号』[02/10] ->画像>5枚](http://www.enewstoday.co.kr/news/photo/202002/1366732_429341_442.jpg)
▲ ルーブル博物館の展示と保存・復元の総責任者が全州を訪問
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世界の三大博物館であるフランスのルーブル博物館の展示と保存・復元総責任者が、国家観光拠点都市に選定された全州市の韓文化を代表する伝統韓紙を直接確認するために訪問した。
ルーブル博物館内の紙類の展示の実権を持つ責任者と復元責任者の今回の訪問は、今後は全州韓紙を復元用紙として活用するなど、世界の紙類市場への進出に弾みをつけると期待されている。
これら訪問団は7日、韓紙の簾職人であるユ・ベグン名人の工房と全州韓紙産業支援センター、韓紙製造工場などを訪問して、製造過程を見学した。
また、全州韓紙を直に触って体験するなど、韓紙の優れた魅力を確認した。
ルーブル博物館のザビエル・サーモン学芸長は、「全州産の楮(こうぞ)で作られた全州韓紙を使ってみると、丈夫で寸法の安定性と保存性が優れていて、文化財の復元紙に劣らない」とし、「全州韓紙がルーヴルだけでなく、世界の紙類市場への進出に心強い支援軍となる」と強調した。
2019年11月、ルーブル博物館の復元室の関係者と世界の紙関連の学者など11人の訪問に続く今回ルーブル博物館の部長の訪問で、ヨーロッパ文化財復元市場への販路開拓に弾みをつける形となった。
さらに、世界の文化財復元市場を数十年間独占してきた日本の和紙を追い抜き、世界最高の紙として生まれかわり、世界の紙類市場を独占できると期待されている。
これに関連して、全州韓紙は2017年にルーブル博物館所蔵の文化財である『バイエルン・マクシミリアン2世の机』の修復に使われた。
また、ローマのバチカン教皇庁に訪問して、全州韓紙を使った『高宗皇帝とバチカン教皇間の親書』の複本をフランシスコ教皇に伝えた。
全州市は昨年まで、駐ベトナム大使館など在外公館28か所に韓紙を使った韓スタイルで演出するなど、韓紙の世界化に向けて集中している。
ソース:イーニューストゥデー(韓国語)
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