偽装結婚で不正に在留資格を得たとして、兵庫県警組織犯罪対策課と神戸北署などは30日、入管難民法違反の疑いで、いずれもベトナム国籍で神戸市に住むアルバイトの女(22)と会社経営の男(25)、会社員の男(23)の3人を逮捕した。
3人の逮捕容疑は共謀して昨年9月、大阪入国管理局神戸支局(当時)に、女と会社員の男が結婚生活を継続するという虚偽の書類を提出し、女に「定住者」の在留資格を不正に取得させるなどした疑い。3人とも容疑を認めているという。
同課によると、2人は昨年3月に神戸市の兵庫区役所に婚姻届を提出。女は当時、留学目的の在留資格の期限切れが迫っていた。会社員の男は定住者の在留資格を持っており、結婚すれば女も定住者になることが可能だったという。
女が知人だった会社経営の男に相談し、会社員の男を紹介されていた。結婚した2人は大阪入国管理局神戸支局に、なれそめ話などを記した書類を提出していたが、架空の内容だったという。
一方、3人のうち男2人は今年9月、尼崎市内のドラッグストアで化粧品10点(計約2万円相当)を万引したとして、窃盗の疑いで県警に逮捕されていた。その捜査の過程で、携帯電話の記録などから偽装結婚の容疑が浮上した。2人は窃盗容疑についても「転売目的だった」などと容疑を認めているという。
同課によると、神戸市や阪神間などでは今春以降、2人組の男による万引事件が約30件発生しており、逮捕した2人と他の万引事件との関連も調べる。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201910/0012834248.shtml
神戸新聞NEXT 2019/10/30 19:47
3人の逮捕容疑は共謀して昨年9月、大阪入国管理局神戸支局(当時)に、女と会社員の男が結婚生活を継続するという虚偽の書類を提出し、女に「定住者」の在留資格を不正に取得させるなどした疑い。3人とも容疑を認めているという。
同課によると、2人は昨年3月に神戸市の兵庫区役所に婚姻届を提出。女は当時、留学目的の在留資格の期限切れが迫っていた。会社員の男は定住者の在留資格を持っており、結婚すれば女も定住者になることが可能だったという。
女が知人だった会社経営の男に相談し、会社員の男を紹介されていた。結婚した2人は大阪入国管理局神戸支局に、なれそめ話などを記した書類を提出していたが、架空の内容だったという。
一方、3人のうち男2人は今年9月、尼崎市内のドラッグストアで化粧品10点(計約2万円相当)を万引したとして、窃盗の疑いで県警に逮捕されていた。その捜査の過程で、携帯電話の記録などから偽装結婚の容疑が浮上した。2人は窃盗容疑についても「転売目的だった」などと容疑を認めているという。
同課によると、神戸市や阪神間などでは今春以降、2人組の男による万引事件が約30件発生しており、逮捕した2人と他の万引事件との関連も調べる。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201910/0012834248.shtml
神戸新聞NEXT 2019/10/30 19:47