■台風19号の被害甚大防災力の強化急げ
台風19号によって東日本で甚大な被害が出ている。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々には心からお見舞いを申し上げたい。近年、台風の大型化や集中豪雨の多発化が深刻になっている。国全体で防災力の強化を急ぐべきだ。
さて、大阪出身の2人について、うれしいニュースが飛び込んできた。
まず、今年のノーベル化学賞に、スマートフォンなどに広く使われるリチウムイオン電池の開発に取り組んだ、旭化成名誉フェローで名城大学教授である吉野彰氏(71)の受賞が決まった。日本人のノーベル賞受賞は27人目で、化学賞は8人目だという。
吉野氏は、大阪府吹田市生まれで、大阪府立北野高校(大阪市淀川区)の卒業生だ。同じ大阪人として誇りに思う。心からお祝い申し上げたい。大阪中が世界から注目されて盛り上がっている。北野高校の在校生や卒業生たちも、将来の目標ができたのではないか。
大阪には、バッテリーの高い技術を持つ企業が複数ある。1つの「産業の核」として力を入れてきた。吉野氏がその核心的技術を開発したのだと改めて感じた。これからも発展させていきたい。
もう1つ、日米両国の国籍を持ち、女子テニスのシングルス世界ランキング1位だった大坂なおみ選手(21)が、来年の東京五輪に日本代表として出場を目指す意向を表明し、日本国籍を選択する手続きを行ったという。
大坂選手は大阪市出身で、3歳から米国で暮らしている。15歳でプロに転向し、昨年の全米オープン、今年1月の全豪で四大大会を2連勝した。シングルスでアジア勢初の世界ランキング1位に輝いた。
あれだけのトップ選手なので、私は「米国籍に魅力を感じるかもしれないな」と思っていた。今回の選択に、心から敬服する。ぜひ、東京五輪ではセンターポールに日の丸を掲げてほしい。
■臨時国会召集
臨時国会が召集され、予算委員会などで本格的審議が始まった。あきれたのは、日米貿易協定や消費税増税の影響、関西電力幹部の金品受領問題など、議論すべきことは山積しているのに、立憲民主党系野党が、また森友・加計問題を取り上げていたことだ。
一昨年から、あれだけの時間を使って国会で追及しながら、まだ「選挙目当ての印象操作」を続けるつもりなのか。国民も辟易している。
こうしたなか、詐欺罪などで公判中の学校法人「森友学園」の前理事長、籠池泰典被告の長男、佳茂(よししげ)氏が、ツイッターで森友問題の舞台裏について、連日発信している。著書『籠池家を囲むこんな人たち』(青林堂)も出版した。
佳茂氏はツイッターや著書で「森友騒動は、左翼側の破壊工作であることは事実」「捏造報道による愛国教育潰しと、倒閣運動だった」「(自分を)国会に呼んでください。国会で森友問題の真相を全て話します。私を呼べば不毛な議論は終わる」と発信している。
ぜひ、立憲民主党系野党は逃げずに、佳茂氏を国会に呼ぶべきだ。(大阪市長、日本維新の会代表・松井一郎)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191017/pol1910170001-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsTop
夕刊フジ公式サイト 2019.10.17
台風19号によって東日本で甚大な被害が出ている。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々には心からお見舞いを申し上げたい。近年、台風の大型化や集中豪雨の多発化が深刻になっている。国全体で防災力の強化を急ぐべきだ。
さて、大阪出身の2人について、うれしいニュースが飛び込んできた。
まず、今年のノーベル化学賞に、スマートフォンなどに広く使われるリチウムイオン電池の開発に取り組んだ、旭化成名誉フェローで名城大学教授である吉野彰氏(71)の受賞が決まった。日本人のノーベル賞受賞は27人目で、化学賞は8人目だという。
吉野氏は、大阪府吹田市生まれで、大阪府立北野高校(大阪市淀川区)の卒業生だ。同じ大阪人として誇りに思う。心からお祝い申し上げたい。大阪中が世界から注目されて盛り上がっている。北野高校の在校生や卒業生たちも、将来の目標ができたのではないか。
大阪には、バッテリーの高い技術を持つ企業が複数ある。1つの「産業の核」として力を入れてきた。吉野氏がその核心的技術を開発したのだと改めて感じた。これからも発展させていきたい。
もう1つ、日米両国の国籍を持ち、女子テニスのシングルス世界ランキング1位だった大坂なおみ選手(21)が、来年の東京五輪に日本代表として出場を目指す意向を表明し、日本国籍を選択する手続きを行ったという。
大坂選手は大阪市出身で、3歳から米国で暮らしている。15歳でプロに転向し、昨年の全米オープン、今年1月の全豪で四大大会を2連勝した。シングルスでアジア勢初の世界ランキング1位に輝いた。
あれだけのトップ選手なので、私は「米国籍に魅力を感じるかもしれないな」と思っていた。今回の選択に、心から敬服する。ぜひ、東京五輪ではセンターポールに日の丸を掲げてほしい。
■臨時国会召集
臨時国会が召集され、予算委員会などで本格的審議が始まった。あきれたのは、日米貿易協定や消費税増税の影響、関西電力幹部の金品受領問題など、議論すべきことは山積しているのに、立憲民主党系野党が、また森友・加計問題を取り上げていたことだ。
一昨年から、あれだけの時間を使って国会で追及しながら、まだ「選挙目当ての印象操作」を続けるつもりなのか。国民も辟易している。
こうしたなか、詐欺罪などで公判中の学校法人「森友学園」の前理事長、籠池泰典被告の長男、佳茂(よししげ)氏が、ツイッターで森友問題の舞台裏について、連日発信している。著書『籠池家を囲むこんな人たち』(青林堂)も出版した。
佳茂氏はツイッターや著書で「森友騒動は、左翼側の破壊工作であることは事実」「捏造報道による愛国教育潰しと、倒閣運動だった」「(自分を)国会に呼んでください。国会で森友問題の真相を全て話します。私を呼べば不毛な議論は終わる」と発信している。
ぜひ、立憲民主党系野党は逃げずに、佳茂氏を国会に呼ぶべきだ。(大阪市長、日本維新の会代表・松井一郎)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191017/pol1910170001-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsTop
夕刊フジ公式サイト 2019.10.17