【ワシントン時事】米中両政府による次官級の貿易協議が19日、ワシントンで始まる。10月初旬の閣僚級協議に備えた地ならしを行う。中国は米農産物の輸入再開や米企業の中国市場参入策など、対立の小さい分野で歩み寄りを探る構えだ。一方で米国は、難航する中国の不公正慣行是正や人民元相場の安定をめぐり前進を目指すが、事態打開は容易ではない。
米中の直接交渉は、7月末の中国・上海での協議以来となる。原則2日間の次官級協議には、米国から通商代表部(USTR)のゲリッシュ次席代表ら、中国から廖岷財政次官らが参加。9月1日に互いの輸入品ほぼすべてに制裁・報復関税を拡大する「第4弾」の一部を発動後、初めての顔合わせとなり、緊張緩和の糸口を見いだせるかが焦点だ。
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時事ドットコム 2019年09月19日16時06分