【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は10日、記者団に対し、北朝鮮・開城にある南北共同連絡事務所の北朝鮮側の所長代理2人のうち、1人が交代したことを明らかにした。
連絡事務所の設置は昨年4月の南北首脳会談で署名された「板門店宣言」に盛り込まれ、同年9月14に開所した。南北の当局者が常駐し、毎週金曜日に所長会議を行うことにしていた。
同当局者によると、北朝鮮側は現在、キム・グァンソン氏とリ・チュンホ氏が所長代理を務めている。リ氏は今年7月末に選任され、3月から務めたキム・ヨンチョル臨時所長代理は勤務を終了したという。
北朝鮮側は連絡事務所が開所して以来、祖国平和統一委員会副委員長の田鍾秀(チョン・ジョンス)氏が所長を、キム・グァンソン氏と黄忠誠(ファン・チュンソン)氏が所長代理を務めていた。
臨時所長代理はなくなり、黄氏の後任としてリ・チュンホ氏が起用されたことになる。
2人の所長代理は約2週の間隔で交代勤務し、韓国側の所長は北朝鮮の所長か所長代理と会議を行ってきた。
だが、北朝鮮側は2月末の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わってからは臨時所長代理のみが勤務するなど、事実上正常に運営されなかった。このため、南北の所長会議も長期間行われてない。
一方、韓国統一部の徐虎(ソ・ホ)次官は連絡事務所の開設1周年を迎え、10〜11日に事務所を訪れる。南北関係の状況を考慮し、1周年記念行事は行わない。
https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190910002700882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.09.10 14:53
6月14日、南北共同連絡横流し事務所を訪れた徐氏(左から5人目、統一部提供)=(聯合ニュース)