(台北 5日 中央社)香港政府トップの林鄭月娥行政長官が4日、大規模デモの発端となった「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明したのを受け、香港の民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏は同日、台北市内で報道陣に対し、デモ隊が掲げる「五大要求」で最重視する「真の普通選挙」が実現されるまでデモを続ける考えを示した。
台湾の林昶佐立法委員(国会議員)らとの座談会の前に取材に応じ、語った。
座談会で黄氏は、香港で市民が抗議活動を続ける根本の原因は民選の政府がないことだと言及し、中国共産党を前に「われわれが必ず勝つとは言わない。でもこれは言わなければならない。われわれは負けたくない」と述べた。
また、台北で100万人が北京に抗議する力は、香港での100万人参加の抗議よりも強大だと訴え、台湾の人々に対し、香港にエールを送るために立ち上がってほしいと呼び掛けた。
(繆宗翰/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/achi/201909050004.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/09/05 14:44
黄之鋒氏