世耕弘成経済産業相は3日の閣議後の記者会見で、8日にバンコクで開かれる日中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)など16カ国による東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合に出席すると発表した。世耕氏は、日本の輸出管理厳格化を国際会議で批判する韓国に対し「2国間の問題を多国間の場で発言しないよう期待したい」と牽制(けんせい)した。
RCEPは11月に首脳会合を控え、年内妥結を目標に各国が交渉している。世耕氏は日韓の関係悪化を交渉進展に影響させるべきではないと強調し、「残された論点を政治的リーダーシップで決着できるよう議論したい」と述べた。
これに先立ち今月4〜6日にロシア極東ウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムへの出席も明らかにした。世耕氏はロシア経済分野協力担当相も務めており、日露が進める8項目の経済協力プランの具体化についてロシア側と話し合う予定だ。
https://www.sankei.com/economy/news/190903/ecn1909030010-n1.html
産経ニュース 2019.9.3 13:39