[シャノン(アイルランド) 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、2月の米朝首脳会談が物別れに終わった責任を問い、金正恩朝鮮労働党委員長が対米特別代表らを処刑したという報道に懐疑的な見方を示した。
金革哲(キム・ヒョクチョル)対米特別代表と複数の外務省担当者が処刑されたとする報道について、トランプ大統領は訪問先のアイルランドで記者団に対し、「報道の真偽は定かではない」と応じ、「すぐさま、金正恩氏に責任をなすりつけているようだ」と述べた。
その上で、「先日、劇場で金革哲氏の姿が確認されており、処刑されていないようだ」とした。
金革哲氏の消息を巡ってはさまざまな報道や憶測が飛び交っている。韓国の朝鮮日報は5月末、消息筋の話として、同氏が3月に処刑されたと報じていたが、CNNはその後、金革哲氏は存在しているものの、拘束されていると伝えた。また、強制労働施設に送られたとの報道も流れている。一方、北朝鮮国営メディアは、金英哲氏が金正恩委員長の芸術鑑賞に同行した際の写真を報じている。
https://jp.reuters.com/article/northkorea-usa-purge-trump-idJPKCN1T62NE
ロイター 2019年6月6日 / 05:48