在日3世であるソフトバンクグループの孫正義(62・写真)最高経営責任者(CEO)兼取締役会会長が5日、「69歳までCEO職を維持したい」と明らかにした。ブルームバーグなど有数の海外メディアが報じたところによると、孫会長は同日開かれた昨年4月〜12月のグループの決算説明会で引退時期を明らかにした。
これまで孫氏は何度も60代で引退する意向を示してきたが、具体的な時期は明らかにしておらず、様々な憶測を生んだ。今回の説明会を通じて、60代が終わる69歳で引退する考えであり、今後7年間はソフトバンクのトップとしてあり続けることを明確にしたことになる。また孫氏は、「引退後もCEOポストから降りるだけで、取締役会会長は維持したい」と述べた。これを受け、一部からは、孫氏が取締役会を通じて相変わらずソフトバンクの経営にいかなる形であれ口出しすると見ている。
孫氏は、大邱(テグ)出身の祖父を持つ在日韓国人3世で、母親も韓国人だ。米カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)で経済学とコンピュータ工学を専攻し、1981年に総合ソフトウェア流通会社だソフトバンクグループを設立した。現在ソフトバンクは、日本国内では3大モバイル会社の一つで、海外では有名な情報技術(IT)企業や投資会社に成長した。
一方、孫氏は同日、「6000億円(約6兆1301億ウォン)に相当する自社株1億1200万株を購入したい」とし、「株が慢性的な低評価状態にあるので、このような決定を下した」と明らかにした。5日から3日間、東京株式市場でソフトバンクの株価は約17%値上がりした。
チョン・チェウン記者
http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1632679/1
東亜日報 08, 2019 08:18