偽造された在留カードを所持していたなどとして、入管難民法違反容疑で摘発されるベトナム人らが、全国で急増している。昨年10月末までの摘発件数は、最多だった一昨年を既に上回り、その約5割をベトナム人が占める。福岡県警が不法残留の疑いで現行犯逮捕した元留学生の男(23)は「ホログラム」入りの偽造カードを所持。警察当局は、精巧な偽造カードが不法滞在を助長しているとみて警戒している。
警察庁によると、偽造カードの所持や行使などに関する全国の摘発件数は昨年10月末までに523件に上る。最多だった一昨年1年間の400件を既に超え、在留カードの交付が始まった翌年に当たる2013年の5倍近くになっている。
都道府県警別の今年の摘発件数は、警視庁が192件と最多で、愛知県警51件、大阪府警33件、福岡、埼玉両県警が31件と続いた。九州では、熊本県警が18件と福岡県警に次いで多かった。
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読売 2019年01月02日 07時01分