【ソウル=桜井紀雄】韓国と北朝鮮は22日、朝鮮戦争(1950〜53年)などで生き別れた離散家族の再会事業を8月20〜26日に北朝鮮南東部の金剛山(クムガンサン)で開催することで合意した。南北それぞれ100人ずつが参加する。金剛山で開いた赤十字会談で決定した。再会事業は、南北関係悪化で途絶えた2015年10月以来、約3年ぶりとなる。
再会事業は家族の高齢化から早期再開を望む声が多く、4月の南北首脳会談で8月15日前後の実施で合意していた。金(キム)正恩(ジョンウン)政権は文(ムン)在寅(ジェイン)大統領が強く希望した上、これまで繰り返し行われ、比較的実行が容易な事業に応じることで、文政権の取り込みをさらに加速させるとみられる。
一方で、韓国側首席代表の朴(パク)庚緒(キョンソ)大韓赤十字社会長は6月21日、北朝鮮が拘束中の韓国人6人の解放問題に関し、記者団に「総論が優先で、各論が総論を妨げてはならない」とし、提起しない考えも示していた。北朝鮮を刺激しないよう、深刻な人権侵害で自国民の生命にかかわる問題を後回しにする文政権の腰の引けた姿勢も垣間見せた。
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http://www.sankei.com/smp/world/news/180622/wor1806220027-s1.html