http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3284527.htm
5日 17時26分
ベトナムの国営メディアは、中国が実効支配する南シナ海の南沙諸島の岩礁を埋め立てた人工島で拠点施設の運用を開始したとする記事を掲載しました。
これがベトナム国営紙「タインニエン」の記者が先月中旬に撮影したとする南沙諸島のジョンソン南礁の映像です。人工島に完成した拠点施設とみられる建物は地上8階建て、高さおよそ25メートルで、すでに運用を開始したということです。
屋上にはレーダー施設とみられる球体が設置されています。このほか、島内には複数のレーダー塔や携帯電話の通信塔、灯台なども建っていて、中国船とみられる船舶が行き来する様子も確認できます。
また、タインニエンは島内では去年、植林が始まったと伝えています。ジョンソン南礁はかつてベトナムが支配していましたが、1988年に武力衝突が起きた後、中国が占拠し、人工島の造成や施設の建設を進めていました。ベトナムは現在も領有権を主張しています。