防衛省が29日に開催する航空観閲式に、米空軍の最新鋭B2戦略爆撃機が参加する方向で調整していることが27日、分かった。B2の航空観閲式参加が実現すれば初めて。
B2は高いステルス性能を持ち、核兵器を搭載可能。核・ミサイル開発を進める北朝鮮を牽制する狙いがありそうだ。
B2は核兵器のほか、地中深くの施設を打撃する特殊貫通弾「バンカーバスター」を搭載可能で、北朝鮮の軍関連施設を破壊することもできる。米軍は25日から空母3隻を西太平洋に展開する態勢をとっており、北朝鮮に対する圧力を強めている。
航空観閲式は航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)で行われ、安倍晋三首相や小野寺五典防衛相らが出席する予定。ただ、台風22号が日本の南の海上を北西に進んでおり、B2の参加や観閲式の開催自体が見送られる可能性もある。
http://www.sankei.com/politics/news/171028/plt1710280003-n1.html
米空軍の最新鋭B2戦略爆撃機=米領グアムのアンダーセン空軍基地(米軍提供)