【ソウル聯合ニュース】韓国の映画配給大手が海外市場の開拓に本腰を入れている。完成作品の輸出や版権販売にとどまらず、海外で地場企業との映画の共同製作や投資に乗り出した。進出先もアジアから、映画の本場、米ハリウッドへと広がり始めた。
ショーボックスは25日、ハリウッドでスリラー映画「ザ・ウィドー」(原題)の共同製作と直接投資を行い、北米映画市場に進出すると表明した。同社関係者は「米製作会社との提携から一歩踏み出し、これからはハリウッドで製作・投資環境の影響力を広げるという点で意味がある」と説明した。
「ザ・ウィドー」の主演女優クロエ・モレッツ(左)とイザベル・ユペール(ショーボックス提供)=(聯合ニュース)
また、同社はインドネシアのコメディー映画に共同製作者として名を連ね、東南アジア市場にも進出する。
CJ E&Mは韓国で745万人の観客を集めた韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」(2011年)の海外リメークの製作を進めている。日本では大根仁監督の「SUNNY 強い気持ち・強い愛」として来年公開予定だ。ベトナム、米国でも製作される。
ベトナム版の「サニー 永遠の仲間たち」(CJ E&M提供)=(聯合ニュース)
同社はこれまでに韓国映画「怪しい彼女」の外国語吹き替え版も手掛けており、中国とベトナム、日本、タイ、インドネシアの5カ国では計780億ウォン(約79億円)程度の興行収入を記録した。さらに英語、スペイン語などの吹き替え版も製作中だ。
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