【北京=東慶一郎】中国の国営新華社通信は22日、日本の衆院選投票が終わった2分後に「日本の与党陣営が過半数獲得へ」と速報を配信し、関心の高さを示した。
中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)も、特設のホームページを使って情勢を詳報した。
22日の開票前に配信した記事では、中国政府が警戒する憲法改正について「安倍首相の『初心』であることは誰もが知っているが、遊説ではほとんど触れなかった」とし、選挙後の手続きに警戒感を示した。
新華社は21日には選挙結果の展望記事を配信し、「野党の分裂で自公政権が漁夫の利を得ている」と分析していた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20171022-OYT1T50191.html
【衆院選】与党勝利は「漁夫の利」 中国、改憲の動き警戒
自民党が22日の衆院選で過半数獲得を確実にしたことについて、中国メディアは「野党勢力が団結できずに『反安倍票』が分散し、自民党が漁夫の利を得た」(中国の通信社、中国新聞社)と分析した。自民党が希望の党などと協力し、憲法改正を進める恐れがあるとして警戒感をあおっている。
インターネットメディアの澎湃新聞は、安倍晋三首相が選挙期間中、改憲にほとんど触れなかったと指摘。「選挙の時は有権者の関心が高い経済や安全保障について演説し、勝った後に再び改憲を推進しようと考えているからだ」と批判した。
国営通信、新華社は、希望の党と日本維新の会は、外交・安保政策で自民党との明確な違いはないと強調した。両党について「自民党の補完勢力であり、第2自民党だ。自民党がこの選挙を機に改憲のたくらみを加速させる動きを警戒しなければならない」との専門家の声を紹介した。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/171022/wor1710220032-n1.html
中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)も、特設のホームページを使って情勢を詳報した。
22日の開票前に配信した記事では、中国政府が警戒する憲法改正について「安倍首相の『初心』であることは誰もが知っているが、遊説ではほとんど触れなかった」とし、選挙後の手続きに警戒感を示した。
新華社は21日には選挙結果の展望記事を配信し、「野党の分裂で自公政権が漁夫の利を得ている」と分析していた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20171022-OYT1T50191.html
【衆院選】与党勝利は「漁夫の利」 中国、改憲の動き警戒
自民党が22日の衆院選で過半数獲得を確実にしたことについて、中国メディアは「野党勢力が団結できずに『反安倍票』が分散し、自民党が漁夫の利を得た」(中国の通信社、中国新聞社)と分析した。自民党が希望の党などと協力し、憲法改正を進める恐れがあるとして警戒感をあおっている。
インターネットメディアの澎湃新聞は、安倍晋三首相が選挙期間中、改憲にほとんど触れなかったと指摘。「選挙の時は有権者の関心が高い経済や安全保障について演説し、勝った後に再び改憲を推進しようと考えているからだ」と批判した。
国営通信、新華社は、希望の党と日本維新の会は、外交・安保政策で自民党との明確な違いはないと強調した。両党について「自民党の補完勢力であり、第2自民党だ。自民党がこの選挙を機に改憲のたくらみを加速させる動きを警戒しなければならない」との専門家の声を紹介した。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/171022/wor1710220032-n1.html