北核ミサイル危機が小康状態だ。ひとまず北朝鮮が息を殺している。北朝鮮の事情は分からないが、より大きな対決局面を控えて準備作業中と考えられる。トランプ米大統領も来月の韓日中訪問後に重大決心をするという見方がある。
こうした中、韓米海軍は東海(トンヘ、日本名・日本海)で海上示威性格の大規模な連合訓練を実施し、京畿道城南(ソンナム)では米空軍の最先端戦闘機F−22が強力なパワーを誇示した。
18日、京畿道城南空軍基地の上空では米空軍の最新鋭戦闘機F−22ラプターが観客の視線を集めた。滑走路の北端からスタートしたF−22は離陸するやいなや垂直に飛行した。
水平に高速飛行し、また垂直に上昇し、すぐに方向を横に変えた。風のため上下する凧のような動きだった。宇宙人の円盤のように見えたりもした。従来の戦闘機では真似できない空中機動だ。
この戦闘機に搭載された推力偏向装置のおかげだ。推力偏向装置はエンジンから噴射される推力の方向を上下に自由に変える機能をする。
わずかに見えるほどの高空のF−22は、あたかもワシが地上の獲物を探すように浮いている。そして観覧席の前では胴体をコブラのように立てて自動車ほどの速度でゆっくりと飛行した。いわゆるコブラ機動だ。しかし観覧席近くで高速飛行する時の轟音は胸を揺さぶるほど強い力で迫ってくる。
F−22戦闘機がこの日、城南基地で機動飛行を見せたのは、ソウル国際航空防衛産業展示会(ADEX、17−22日)が開かれているからだ。この戦闘機は2015年に続いて2回目の参加となる。
しかし北核危機で緊張が高まった今年の飛行は以前とは違った。F−22の強力な戦闘力のためだった。最高速度が音速の2.25倍でマッハ1.8の超音速で飛行できる高性能戦闘機F−22は世界のどの戦闘機と空中戦をしても勝てるという評価だ。
1メートルの大きさの物体を400キロ離れたところから見つけ出して空対空ミサイルで攻撃できる。大田(テジョン)で飛行しながら平壌(ピョンヤン)上空の北朝鮮戦闘機を探知して迎撃できるということだ。
さらに敵機のレーダーには玉の大きさの物体として表れ、肉眼で見るまでは存在が分からない。最先端ステルス機能だ。このような長所でラプターは北朝鮮上空に入って精密打撃任務をいくらでも遂行できる。
本当の戦闘力はF−22のデータ融合と通信システムだ。レーダーなど各種探知装置が標的を明確に区別し、その情報を1秒あたりギガバイトで別のF−22とやり取りする。F−22編隊が戦闘状況を完ぺきに共有し、一体となって作戦任務を遂行できるということだ。
飛行任務を終えたF−22戦闘機は滑走路の隅の駐機場で他の戦闘機と並んでいた。ラプターが2機、F−35が2機だ。この日、F−35は飛行しなかったが、F−22の「弟」といえる。
世界最高の戦闘機を作れという米議会の要求を受け、F−22を開発したが、その後にその技術を集めてもう少し小型にしたのがF−35だ。F−35はF−22より機体が小さく、機動性は落ちるが、ステルス型第5世代戦闘機だ。機体はレーダー上でゴルフボールの大きさで認識される。
したがってF−35も北朝鮮のレーダーを避けて浸透し、地上打撃任務を遂行できる。韓国空軍には来年からこの戦闘機が導入される。有事の際、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する前に除去するキルチェーン(kill Chain)の核心手段だ。
F−35が北朝鮮の上空を飛行し、ミサイルや誘導爆弾で北朝鮮軍弾道ミサイルを直接破壊できる。
これとともに展示会で目を引いたのは韓国が開発中の韓国型戦闘機(KFX)の核心装置だった。多機能位相配列レーダー(AESA)と赤外線追跡レーダー、戦闘機用任務コンピューターなどだ。米国が技術提供を拒否したため韓国が開発できる可能性は低いと評価されたが、すでに完成段階に入っている。
AESAレーダーは1000個以上のアンテナモジュールを細かく設置し、それぞれのアンテナから電子ビームを放って敵機を探知し、これをコンピューターで自動総合して分析する先端レーダーだ。
http://japanese.joins.com/article/612/234612.html
(>>2以降に続く)
こうした中、韓米海軍は東海(トンヘ、日本名・日本海)で海上示威性格の大規模な連合訓練を実施し、京畿道城南(ソンナム)では米空軍の最先端戦闘機F−22が強力なパワーを誇示した。
18日、京畿道城南空軍基地の上空では米空軍の最新鋭戦闘機F−22ラプターが観客の視線を集めた。滑走路の北端からスタートしたF−22は離陸するやいなや垂直に飛行した。
水平に高速飛行し、また垂直に上昇し、すぐに方向を横に変えた。風のため上下する凧のような動きだった。宇宙人の円盤のように見えたりもした。従来の戦闘機では真似できない空中機動だ。
この戦闘機に搭載された推力偏向装置のおかげだ。推力偏向装置はエンジンから噴射される推力の方向を上下に自由に変える機能をする。
わずかに見えるほどの高空のF−22は、あたかもワシが地上の獲物を探すように浮いている。そして観覧席の前では胴体をコブラのように立てて自動車ほどの速度でゆっくりと飛行した。いわゆるコブラ機動だ。しかし観覧席近くで高速飛行する時の轟音は胸を揺さぶるほど強い力で迫ってくる。
F−22戦闘機がこの日、城南基地で機動飛行を見せたのは、ソウル国際航空防衛産業展示会(ADEX、17−22日)が開かれているからだ。この戦闘機は2015年に続いて2回目の参加となる。
しかし北核危機で緊張が高まった今年の飛行は以前とは違った。F−22の強力な戦闘力のためだった。最高速度が音速の2.25倍でマッハ1.8の超音速で飛行できる高性能戦闘機F−22は世界のどの戦闘機と空中戦をしても勝てるという評価だ。
1メートルの大きさの物体を400キロ離れたところから見つけ出して空対空ミサイルで攻撃できる。大田(テジョン)で飛行しながら平壌(ピョンヤン)上空の北朝鮮戦闘機を探知して迎撃できるということだ。
さらに敵機のレーダーには玉の大きさの物体として表れ、肉眼で見るまでは存在が分からない。最先端ステルス機能だ。このような長所でラプターは北朝鮮上空に入って精密打撃任務をいくらでも遂行できる。
本当の戦闘力はF−22のデータ融合と通信システムだ。レーダーなど各種探知装置が標的を明確に区別し、その情報を1秒あたりギガバイトで別のF−22とやり取りする。F−22編隊が戦闘状況を完ぺきに共有し、一体となって作戦任務を遂行できるということだ。
飛行任務を終えたF−22戦闘機は滑走路の隅の駐機場で他の戦闘機と並んでいた。ラプターが2機、F−35が2機だ。この日、F−35は飛行しなかったが、F−22の「弟」といえる。
世界最高の戦闘機を作れという米議会の要求を受け、F−22を開発したが、その後にその技術を集めてもう少し小型にしたのがF−35だ。F−35はF−22より機体が小さく、機動性は落ちるが、ステルス型第5世代戦闘機だ。機体はレーダー上でゴルフボールの大きさで認識される。
したがってF−35も北朝鮮のレーダーを避けて浸透し、地上打撃任務を遂行できる。韓国空軍には来年からこの戦闘機が導入される。有事の際、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する前に除去するキルチェーン(kill Chain)の核心手段だ。
F−35が北朝鮮の上空を飛行し、ミサイルや誘導爆弾で北朝鮮軍弾道ミサイルを直接破壊できる。
これとともに展示会で目を引いたのは韓国が開発中の韓国型戦闘機(KFX)の核心装置だった。多機能位相配列レーダー(AESA)と赤外線追跡レーダー、戦闘機用任務コンピューターなどだ。米国が技術提供を拒否したため韓国が開発できる可能性は低いと評価されたが、すでに完成段階に入っている。
AESAレーダーは1000個以上のアンテナモジュールを細かく設置し、それぞれのアンテナから電子ビームを放って敵機を探知し、これをコンピューターで自動総合して分析する先端レーダーだ。
http://japanese.joins.com/article/612/234612.html
(>>2以降に続く)